沖縄のおみやげとして定番のお菓子、ちんすこう。
サクサクとした歯触りと優しい甘さが美味しいですよね。
そもそも「ちんすこう」とはどういう意味なのでしょうか?
材料やカロリー、人気の味も知りたいところ。
今回はちんすこうの意味と材料や栄養素、人気の味について紹介します。
目次
ちんすこうは沖縄のお菓子
ちんすこうとは、沖縄県の伝統的なお菓子の一つです。
クッキーのようなお菓子で、口の中で解けるような食感が特徴的。
その歴史は古く、琉球王朝時代から作られてきました。
元々は、中国の使節の食事を賄うために料理人が中国へ行き、学んだ「中国のお菓子」と、薩摩藩士奉行への接遇の為に学んだ「日本のお菓子」の両方の知識から生まれたもの。
昔は琉球王家や貴族でも、祝儀法事といった特別な日以外はめったに食べられない、意味のある貴重なお菓子でした。
一般に広く知られるようになったのは、1975年に開催された海洋博からだと言われています。
ちんすこうの意味と由来とは?
「ちんすこう」という不思議な響きには、どんな意味や由来があるのでしょうか。
調べてみると、ちんすこうの由来は4つ見つかりました。
① 珍しいものという意味の漢字 「ちん(珍)」と、沖縄の言葉でお菓子を意味する 「すこう」が合わさってできた
② 元々は王朝や貴族が食べていたことから、 「金」と、 「すこう(お菓子の意味)」が合わさってできた
③ 中国風の蒸しカステラを意味する「 チールンコウ」という言葉に由来している
④ ちんすこうの漢字「 金楚糕」=「黄金色に輝き(金)解けるような口当たりの(楚)焼き菓子(糕)」という意味・由来
ちんすこうの意味や由来には諸説ありますが、どれも沖縄で長く愛されてきたお菓子なのがわかりますね。
ちんすこうは何からできている?
ちんすこうの材料
ちんすこうは何からできているのでしょうか。
ちんすこうの主な材料は、 小麦粉・砂糖・ラード。
素朴な味通り、シンプルな材料でできています。
以前は小麦粉の代わりに米粉を使っていました。
ちんすこうのカロリー・栄養
ちんすこうのカロリーはどれくらいあるのでしょうか。
メーカーや味によって前後しますが、およそ 1個あたり100kcal程度。
基本的にちんすこうは、1袋に2つ入っているので、1袋で200kcal程度摂取することに。
あまりヘルシーなお菓子ではありませんね。
栄養素は 糖質と脂質が主で、高カロリーの原因は材料のラード。
ダイエットという意味では、あまりおすすめできないお菓子かもしれません。
ちんすこうの日持ちや賞味期限
ちんすこうはどれくらい日持ちするお菓子なのでしょうか。
メーカーによって異なり、短いもので 50日程度、長いものでは 半年もつものもありました。
日持ち、という意味では優秀ですね。
なるべく早く食べるのに越したことはないですが、2か月以内に食べきれば間違いないでしょう。
少し賞味期限を過ぎたくらいなら、食べても問題はなさそうですが、徐々にあのサクサク感は失われていきます。
ちんすこうの人気の味をランキングでご紹介
ちんすこうの人気の味・第1位:プレーン
沖縄みやげの定番となったちんすこうですが、味は30種類以上あり、どれにしようか迷ってしまいますよね。
その中でも不動の人気第1位が プレーン。
砂糖のシンプルな味付けで、万人受けする味が人気の理由。
沖縄みやげには、プレーンを買っておけば、間違いありません。
ちんすこうの人気の味・第2位:塩
プレーンの次に人気があるのが 塩味のちんすこう。
あまじょっぱい味が病みつきになります。
特に宮島の塩を使用した雪塩ちんすこうが人気。
甘いものが苦手な人にもおすすめのちんすこうです。
ちんすこうの人気の味・第3位:チョコ
甘いものが好きな人も満足できるのが チョコ味のちんすこう。
ちんすこうの表面をチョコレートでコーティングしています。
素朴なちんすこうを、濃厚なチョコレートが包むことで一気にスイーツ感が出てくる一品です。
特に女性からの人気が高いちんすこうです。
ちんすこうの人気の味・第4位:紅イモ
沖縄県の名産品、 紅イモを使用したちんすこうが、第4位にランクイン。
紅イモの紫色で着色されたちんすこうは、味はもちろんのこと、見た目も可愛らしく、男女問わず高評価。
ちんすこう+紅イモというダブルで沖縄の名産を味わえる一品です。
ちんすこうの人気の味・第5位:黒糖
黒糖も沖縄の名産品の一つ。
黒糖ちんすこうは、プレーンのちんすこうに使われている砂糖の代わりに、黒糖を使用しています。
白砂糖よりも濃厚な甘味の黒糖を使ったちんすこうは、食べ応えがあります。
若者だけでなく、お年寄りにも人気のフレーバーです。
自宅で簡単にできるちんすこうの作り方
沖縄には中々行けないけれど、ちんすこうは食べたい、という場合も大丈夫。
自宅でも簡単にちんすこうは作れるんです。
(材料)
・薄力粉
・砂糖
・サラダ油
(作り方)
① 砂糖とサラダ油を混ぜる ※砂糖がダマにならないようによく混ぜる
② ①に、薄力粉をふるいながら混ぜる ※まとまる程度に軽くで大丈夫
③ ②を成形する ※クッキーの型抜きなどでもOK
④ 5~10mm程度の厚さにして、クッキングシートを引いた天板に生地を置く
※生地同士がくっつかないように、少し離して並べる
⑤ 170度に余熱したオーブンで、15分程度焼いて、出来上がり
自宅でちんすこうを作る場合は、ラードの代わりにサラダ油を使います。
②で抹茶パウダーを加えれば抹茶味のちんすこうに、ココアパウダーを入れればココア味のちんすこうに。
・抹茶パウダー
・ココアパウダー
・黒糖(砂糖の代わりに)
・ココナッツパウダー
・いちごジャム
・岩塩
・キャラメルパウダー
・バニラパウダー
・きなこ
・シナモン
・インスタントコーヒー など
元々がシンプルなお菓子なので、味のバリエーションが広げやすいのが、ちんすこうのいいところ。
自分の好きなフレーバーのちんすこうが作れるのも、手作りならではですね。
作り方も簡単なので、お子さんと一緒に作るのも楽しいですよ。
あなた好みのちんすこうを作ってみてはいかがでしょうか。
通販でも買えるおすすめのちんすこうをご紹介
通販でも買えるおすすめのちんすこう1
6つのフレーバーが入った お得なちんすこうのパックです。
人気の黒糖や塩をはじめ、ピーナッツ、バニラ、ココナッツ、よもぎとバリエーション豊かな味のちんすこうが入っています。
優しい味わいとお得な値段からリピーターが多いのも頷けます。
毎日のおやつに日替わりで食べるのもよし、お友達と分けて食べてもよし。
送料無料なのもおすすめのポイントです。
通販でも買えるおすすめのちんすこう2
大容量の訳ありちんすこうです。
訳ありといっても、少し割れていたりヒビが入っている程度。
味は正規のちんすこうと変わりません。
驚きなのが、その容量。なんと1.7kg入っています。
お友達や家族と十分分け合える量です。
種類は何が入ってくるか分かりませんが、それもある意味福袋のようで楽しいですよ。
チョコチップ入りちんすこうやマンゴー味ちんすこう、はレア商品。
入っていたらラッキーですよ。
ちんすこうの意味や由来を知ろう
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ちんすこうは沖縄の伝統的なお菓子です。
意味や由来には諸説ありますが、ちんすこうは昔から沖縄の人たちに親しまれてきました。
いまやフレーバーもたくさん!お好きな味を見つけてみてはいかがでしょうか。
以上、「ちんすこうの意味や由来とは?材料やカロリー、人気の味のランキングも!」を紹介しました。