一昔前のお祭りでは定番の出し物だった「 型抜き」をご存知ですか。
地域によっては今でもお祭りの出店に並んでいることもあります。
板状のお菓子に描かれた絵をくり抜くというシンプルな遊びですが、子供から大人まで時間を忘れて没頭してしまうほど夢中になれる遊びなんです。
今回は大人までもが魅了される型抜きのコツについてまとめてみました。
型抜きとは?
型抜きはお祭りの屋台の1つ
型抜きは夏祭りや縁日に出店される屋台の1つです。
板状のお菓子に魚や飛行機、花などの絵が描かれており、つまようじや画びょうを使って板を割らないように模様だけをくり抜くというシンプルな遊び。
簡単そうに見えますが、少し力を強く入れただけで板が割れてしまい、なかなか成功しません。
最後のカーブで割れてしまい、もどかしい気持ちから何度も挑戦したくなる中毒性もあります。
大人でもコツをつかまないとなかかなか成功しないので、お祭りの最中でも何時間も没頭する大人が続出するほどクセになる遊びです。
型抜きは食べられるの?
型抜きは デンプンや砂糖、ゼラチン、香料などで作られているので食べることができます。
最近では、ラムネ味やブドウ味の型抜きが売られていることもありますよ。
ただし、お祭りの屋台で使う型抜きは、何度も手で触ったり衛生的でない台や道具を使うので食用としてはあまりおすすめはできません。
あくまでも、味を楽しむ遊びというよりも、いかにきれいに型抜きができるかという遊びなので、食べることを目当てに型抜きをするのは避けた方がいいかもしれません。
型抜きを成功すると賞金がもらえる
型抜きの最大の魅力は 成功すると賞金がもらえること。
欠けることなく上手く型抜きが成功したら、数百円から数千円もの賞金がもらえるんです。
できそうでできない絶妙な難しさに加え、賞金がかかっているとなれば、ハマる人が続出する理由もわかりますよね。
賞金をもらうために自宅で練習を重ねて、コツをつかんで挑むという強者もたくさんいるようです。
でも、お店によってはチェックの時にわざと欠けさせて商品を渡さないというところもあるんだとか。
最近は型抜きの屋台自体も減っていてお祭りで見かけることは少なくなりましたが、やっているお店は賞金ではなくお菓子やおもちゃをプレゼントしているところが多いようです。
お祭りの型抜きを成功させるコツ
参照元URL:https://youtu.be/MYbfQkLlbJc
繊細な作業のいる型抜きですが、 コツを掴めば誰でも成功することができます。
こちらの動画を参考に、型抜きを成功させるコツについて詳しく解説していきます。
なかなか成功できない型抜きだけあって、一発で成功できればお祭りでヒーローになれちゃいますよ。
初見で型抜きを一発成功させられる人は少ないので、型抜きを絶対に成功させたい人はお祭りの前に型抜きのコツを身に着けて予習してから挑戦してみてくださいね。
型抜きのコツ1:細い部分は後回し
型抜きには色々な絵柄のものがあり、お店の人からランダムに渡されます。
どの絵柄にもくびれ部分やツノのように細くとがった部分があります。
この細い部分が多いほど難易度が高くなり、もらえる賞金や商品がグレードアップしたりします。
なので、使う型抜きを渡されたら どこが難しい箇所なのか見極めることがポイントとなります。
そして、難しそうな細い部分は後回しにして簡単な部分からスタートするのが型抜きを成功させるコツです。
ある程度完成した後に最後の細いところで失敗してしまうというリスクもありますが、最後の方は集中力が研ぎ澄まされているので、最初に細い部分をやるよりも成功率は高いんですよ。
型抜きのコツ2:先端のとがっている画びょうやつまようじを使う
お祭りの屋台に用意されている画びょうやつまようじを使って型抜きをすることが一般的ですが、用意されている道具選びから型抜きは始まっているといっても過言ではありません。
型抜きは1日に何人もの人がチャレンジするお祭りの人気屋台の1つです。
何度も使った画びょうやつまようじは先端が丸くなっていることが多く、うまく絵柄を削ることができません。
道具を選ぶときには、 先端がとがっている画びょうやつまようじを選ぶのが型抜きを成功させるコツの1つです。
お店によっては持ち込みが許されることもあるので、本気で成功させたい場合は画びょうを持ち込むのも1つの手ですよ。
自分の手の大きさにフィットする道具を探してみてくださいね。
型抜きのコツ3:本体を回しながら削る
型抜き本体を回しながら削るのが型抜きのコツであり基本です。
カーブ部分は非常にやりにくいので、常に自分が力を加える方向は一定にし、型抜きの本体を回して常にベストポジションを保てるよう意識してみてください。
切り絵を上手く作るコツと同じです。
細かい絵柄をハサミで切り抜く時に、ハサミを360度回転させながら切ることはしませんよね。
ハサミを持つ手の角度は固定したまま、台紙を回して切り抜くのと同じように型抜きもやってみてくださいね。
型抜きのコツ4:ティッシュを敷く
お祭りの屋台で型抜きをやる場合には、ビール瓶の上にベニヤ板を引いた簡易的な机であることがほとんどです。
硬い板の上で型抜きをするのは失敗しやすいので、 ティッシュを下に敷いてクッションを作ることも型抜きを成功させるコツです。
削った絵柄を本体からくり抜く時に1点に集中して力がかかり、その衝撃で型抜きが割れてしまいます。
ティッシュを敷いてクッションを作ることで衝撃を和らげることができ、型抜きが割れてしまうのを防ぐことができますよ。
お店の人には汚れ防止や食べ物だから衛生的にやりたいなどと言えば、納得してくれるでしょう。
型抜きのコツ5:細いパーツの部分には割れ目を作る
クッキーの型抜きのように絵柄のままくり抜くのではなく、 あえて割れ目を作り衝撃を外に逃がすという高度なテクニックのコツです。
型抜きで1番苦労するのが細い部分なので、ここをどのように攻略するかが型抜き成功のカギを握っています。
絵柄とは全く関係ない部分を割ることで衝撃を分散することができるので、細い部分に取り掛かるときには必ずやってみてください。
細い部分はとにかく割れやすいので、細い部分に取り掛かる時には最大限の注意を払うようにしましょう。
型抜きのコツ6:画びょうを濡らす
型抜きはデンプンと砂糖などを固めたお菓子なので、水に溶けやすい性質を持っています。
そのため、 画びょうやつまようじの先端を濡らして削ることで、型抜きがふやけて削りやすくなるんです。
画びょうをなめて濡らすという人もいるようですが、衛生的にあまり良くないので、冷えたペットボトルを使うのがおすすめです。
お祭りにはペットボトルを氷の入ったクーラーボックスに入れて売られていますよね。
冷たいペットボトルの周りには水滴がつくので、その水を利用するのが怪しまれずに画びょうを濡らせるコツです。
作業台の上にさりげなく買ってきたペットボトルを置いて、画びょうに水滴をつけるように意識してみてくださいね。
ただし、濡らしすぎてしまうと型抜き全体がもろくなってしまうので注意してください。
また、水滴が机に広がって型抜きを濡らしてしまうこともあるので、ペットボトルを置く位置もポイントになります。
型抜きのコツ7:テープで補強する
グレーなやり方になりますが、 型抜きの裏にテープを貼って割れにくくする方法もあります。
裏面が補強されるので当然割れにくくなりますが、お店の人に見つかると怒られてしまう可能性が非常に高いです。
お店の人にバレないようこっそりテープを貼り、完成したらまたバレないように慎重に剥がしていきます。
テープを剥がす時に細い部分が割れてしまう危険性もあるので、慎重にかつスピーディーに作業をする必要があります。
粘着力の弱い養生テープなどを使うのがきれいに剥がすコツですが、正攻法ではないのであまりおすすめはできません。
型抜きグッズを買って自宅で練習してみよう
型抜き菓子(優しいタイプ)
お祭りで見かける型抜きと同じものが楽天市場で購入することができます。
いくつか成功させるコツを紹介してきましたが、やはり実践に勝るコツはありません。
紹介したコツを参考に練習を積み重ねれば、本番での成功率は高くなりますよ。
初めての方は型抜きのやさしいタイプがおすすめ。
難しいタイプに比べて細い部分が少ないので、成功率が高いです。
やさしいタイプで型抜きの感覚をつかんでから、難しいタイプに挑戦するのもいいですよ。
たっぷり100枚あるので、全部やり終わった後はかなり神経が研ぎ澄まされていると思います。
型抜き菓子(難しいタイプ)
やさしいタイプの型抜きに慣れてきたら、次は難しいタイプの型抜きにも挑戦してみましょう。
やさしいタイプの型抜きに比べて、細い部分やカーブが多いので成功させるのはかなり難しいです。
難しいタイプも100枚やり切れば、型抜き上級者になっているはずです。
型抜きは安く購入することができるので、お年寄りの手先のトレーニングとして日常的に使ったり、文化祭の出し物として使うのもおすすめです。
特別な道具やルールはないので、初めてやる人でもすぐにのめりこむことができますよ。
特にお年寄りの方は小さいころにお祭りで型抜きをやった人が多いので、うまい人がたくさんいます。
型抜きのコツを知ってお祭りをもっと楽しもう
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→かき氷のみぞれの味は何?関東などでの別名やシロップの作り方を紹介
いくつか型抜きのコツを紹介しましたが、いかがでしたか。
お祭りで目にしたことのない人も型抜きの魅力に惹かれたのではないでしょうか。
近所のお祭りでやっていなくても、ネット通販で購入できるので家族やお友達と一緒に型抜きに挑戦してみてくださいね。
以上、「型抜きを祭りでやるコツ!屋台や縁日のやり方と攻略法、賞金の値段は?」について紹介しました。