スーパーや果物屋に、りんごやバナナなどの定番の果物に混じって売られている ラフランス。
メジャーではない印象ですが、甘味の中にほんの少し酸味があり、さらにまろやかな口当たりで美味しいと評判を得ています。
自宅で食べようと何気なくラフランスを買って帰った場合、「あれ?ラフランスって、そういえばどうやって切るんだっけ?」となる方が多いようです。
そこで今回は、ラフランスの切り方&剥き方や、他にも食べ頃や変色しない方法まで詳しく紹介していきたいと思います!
目次
ラフランスの旬の時期
まずは、ラフランスの旬の時期から見ていきましょう。
ラフランスの旬の時期は、 10月頃から1月頃までとなっています。
このうち、11月が最も出荷が多い時期で、山形県のラフランスが全体の93%を占めているんですよ。
せっかく食べるなら、旬の時期を狙って美味しくいただきたいですよね。
美味しいラフランスの見極め方については、後述していますので、参考にしてみてくださいね。
ラフランスの選び方
続いて、ラフランスの選び方をご紹介します。
ラフランスは、完熟になっても表面の色があまり変わらないことから、美味しい時期がわかりにくいとされています。
ですが、選ぶ時のポイントさえ抑えれば、驚くほどクリーミーで美味しいラフランスを選べるようになりますよ。
■まずは手に乗せてみて、ずっしり重みがあるもの、続いてふっくらとしたものがいいでしょう。
傷がついているものはよくありませんが、形の悪さや皮が茶色くなっているものに関しては問題ありません。
■ラフランスには、1L~5Lまで大きさがあります。
大きさによって味が異なるということはありませんが、3L以上をおすすめします。
この大きさだと皮を剥きやすいですし、食べ応えもあるためです。
ラフランスは追熟が必要
ラフランスは、追熟させることで甘く美味しくなる果物です。
すぐに食べずに常温で保存することで硬い実が柔らかくなり、食べ頃へと変化させることができます。
また、ラフランスの完熟の時期は調整することができるので、知っておくと便利ですよ。
ここからは、ラフランスの完熟を早める方法と遅くする方法をご紹介します。
ラフランスの完熟を早める方法
ラフランスは完熟までのスピードを早くしたり遅くしたりすることができます。
完熟を早めるには、新聞紙でくるんで、直射日光に当てないようにし、15度~20度の室温で保存すればOKですよ。
ラフランスによりますが、2日~1週間ほどで完熟状態になるでしょう。
より完熟までのスピードを上げたい時は、りんごと一緒に新聞紙にくるんで保存するという方法があります。
りんごが持つエチレンという成分がラフランスを柔らかくするのです。
完熟し過ぎるといけないので、小まめにチェックするようにしてくださいね。
ラフランスの完熟を遅める方法
続いて、ラフランスの完熟を遅くする方法を遅くする方法について見ていきましょう。
ラフランスの完熟を遅くしたい場合は、数分の蒸発を防ぐために新聞紙にくるみ、さらにポリ袋に入れて、 3度~5度に設定した冷蔵庫に入れます。
この場合、近くにりんごを置くと完熟が早くなってしまいますので、近くにおかないように気をつけてくださいね。
ラフダンスの食べ頃の見極め方
ラフランスは完熟になっても色の変化があまり無いので、食べごろを見極めるのが難しいとされています。
ラフランスの食べ頃を簡単に見極めるコツは、軸部分を見ることです。
軸がしわしわ状態になっている場合、もうすぐ完熟ということになります。
また、少しの変化ですが、表面の、特におしり部分が、黄色っぽくなり緑色が抜けた感じになると、完熟が近いということなので、ここもチェックしてみてくださいね。
さらに、もう少しの期間置くと、 実の部分もしわしわになってくるのですが、こうなると「すでに完熟した」、つまり食べ頃ということになります。
指で表面を押して耳たぶくらいの柔らかさのものが丁度いいのですが、お店のラフランスに傷が入ってしまうと大変なので、判断がつかない場合はお店の人に確認したほうがいいでしょう。
ラフランスの切り方や剥き方
参照元URL:https://youtu.be/Ro56miFPDy0
ここでは、ラフランスの切り方と剥き方を解説していきたいと思います。
①まずは真ん中から真っ二つに切ります。
②さらにそれぞれを半分にします。
③種の部分をりんごの時と同じように取ります。
④あとは、りんごと同じように皮を剥けば出来上がりです。
ラフランスを切るというと、なんとなく難しく感じるかもしれませんが、一般的なりんごの切り方と同じでとても簡単ですよ。
ラフランスの変色しない保存方法
続いて、ラフランスを変色させない保存方法をご紹介します。
ラフランスはそのままの状態でで保存すると、りんごのように変色してしまうんです。
ラフランスをカットしたら、塩水がレモン汁を入れた水が入った容器につければOKですよ。
これで変色を防ぐことができますし、甘みが引き立ちますよ。
他には、砂糖水につけておくのもOKですが、砂糖の甘みがついてしまうので、お菓子作りに使用する場合はいいかもしれませんね。
こうして保存することで少しの間変色を抑えることができますが、時間が経つにつれて色が変わるだけでなく、味も落ちてしまうので、 できるだけ早く食べるのがベストでしょう。
ラフランスは冷凍保存もできる
ラフランスがすぐに食べきれないほど大量にあるという場合は、冷凍保存していくのもおすすめです。
以下のように、完熟状態にしたものを冷凍保存することで、いつでも甘いラフランスを楽しむことができますよ。
①完熟したラフランスを真ん中から半分にカットします。
②ラップにしっかり包むか、フリーザーパックに入れて、冷凍庫に入れればOKです。
自然解凍すれば、果肉をズプーンですくってシャーベットのように食べることができます。
他には、冷凍保存する前に一口サイズにカットしてタッパーに入れておいて、一口アイスの感覚で好きな量を食べるという方法もあります。
暑い日のおもてなしにもオシャレでいいですね。
ラフランスの栄養とカロリーは?
完熟すると驚くほど美味しいラフランスですが、栄養とカロリーはどうなっているのでしょうか?
まずカロリーですが、一般的なサイズの255グラムの洋梨で、139カロリーあるとされています。
サイズは小ぶりなのに意外と高いかな?という印象です。
美味しいのでついつい食べ過ぎてしまいそうになりますが、体重が気になる方や、糖尿病の方はほどほどにするのが無難でしょう。
次に、栄養についてですが、ビタミンは、B、C、Eを少し含んでいる程度であまり多くありません。
ですが、ビタミン以外の、以下の栄養素がたくさん含まれているんですよ。
効果とともにまとめてみましたので、ご覧ください。
・ショ糖・果糖…体力の回復に効果あり
・アスパラギン酸…代謝の促進&疲労回復
・カリウム…むくみ、二日酔い、高血圧の予防に効果あり
・ソルビトール…喉の炎症を和らげたり、解熱効果あり
・食物繊維…便秘予防&改善
・アルブチン…メラニンを作るチロシナーゼという酵素の働きをストップしてくれ、肌のくすみに効果あり
このように、ラフランスは嬉しい効果をもたらしてくれるんですよ。
ラフランスは離乳食でもアレルギーは大丈夫?
赤ちゃんがいるご家庭は、美味しいラフランスを食べさせたいと考えますよね。
生後5~6ヶ月になるとラフランスを食べることができるようになりますが、赤ちゃんによっては 口腔アレルギーが出ることがあります。
ラフランスに含まれるアレルゲン(たんぱく質)を上手く分解することができないことが原因です。
食べてから5分と経たずに、口の中が腫れたり、かゆみが出たり、喉に違和感を感じます。
アレルゲンは熱に弱いので、加熱することでアレルギーが出にくくなると言われています。
赤ちゃんに離乳食として食べさせる時は、 しっかり加熱して与えるようにしてくださいね。
また、一度に沢山食べさせると、下痢になったり消化不良になる可能性があるので、あげる量に注意する必要があります。
美味しいので、赤ちゃんも喜んで食べるかもしれませんが、ほどほどにしたほうがいいでしょう。
ラフランスのおすすめをご紹介
ここからは、ラフランスのおすすめをご紹介します。
ラフランスのおすすめ1
1つ目に紹介するラフランスのおすすめは、山形産の追熟ラフランスです。
こちらのラフランスは糖度が14度以上もあり、とろけるようななめらかな口当たりが特徴となっています。
食べごろの目安の時期を記載してくれているので、安心です。
また、大きさにもこだわっており、全て食べ応えのあるラフランスばかりなんですよ。
自宅で楽しむのはもちろん、贈り物としても喜ばれること間違い無しです!
ラフランスのおすすめ2
2つ目に紹介するラフランスのおすすめは、山形産の一級品の訳ありラフランスです。
訳ありといっても、大きさが少し足りなかったり、形がいびつというだけで、味は希少価値の高い一級品なんですよ。
最適な食べごろと食べ方を記載してくれているので、その通りに食べるだけです。
贈り物には向きませんが、自宅で本格的な美味しいラフランスを食べたい!という方に一押しのラフランスです!
ラフランスのまとめ
→シャインマスカットの食べ方!皮も食べられるかや冷凍方法と食べ頃は?
→シャインマスカットの値段や価格とスーパーの相場!通販で人気なのは?
→いちご飴が固まらない原因は?作り方や水飴の温度、屋台のカロリーは?
ラフランスの切り方や保存方法を中心に紹介してまいりましたが、いかがでしたか?
切り方も保存方法も知ってみれば意外と簡単なので、買う機会が増えそうですよね!
ラフランスは、美味しいうえに栄養分もたっぷり含まれているので、積極的に摂取していきましょう。
以上、「ラフランスの切り方!剥き方や食べ頃と変色しない保存方法は?」を紹介しました。