生しらすは食べられない時期があります。

生しらすを食べるために生しらすの有名な産地に足を運んだのに、食べられなかった…ということになったら嫌ですよね。

今回は、生しらすの旬の時期を有名な産地別に紹介します。

また、生しらすに合う調味料や薬味、生しらすの美味しい食べ方も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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生しらすとは?

生しらすって何の魚?

生しらすとは、見た目から 稚魚であることはわかると思いますが、何の魚の稚魚なのかわからない人が多いのではないでしょうか?

生しらすは、「イカナゴ」「ウナギ」「カタクチイワシ」「マイワシ」「ウルメイワシ」「アユ」「ニシン」などの体に色素がなくて白い稚魚の総称のことを言います。

その中でも、積極的に食用とされるのは「 カタクチイワシ」「 マイワシ」「 ウルメイワシ」の主にイワシの仔魚がほとんどです。

しらすと呼ぶのは体調が2cmに満たない大きさのもので、その後は成長段階によって「おかずなご」「イワシ」という商品名に呼び方が変わります。

また、しらすと聞くとちりめんじゃこを想像する人も多いと思いますが、しらすは加工方法で呼び方が変わります。

●水揚げされたばかりのしらすを茹でたもの…釜あげしらす

●釜あげしらすを天日で乾燥させたもの…ちりめんじゃこ

そのため、生しらすとちりめんじゃこは元は同じで、加工方法が違うというだけになります。

生しらすは禁漁期間がある

生しらすは 禁漁期間と言って漁ができない時期があります。

禁漁期間は主に資源保護のために設けられています。

生しらすの禁漁期間は、毎年1月~3月中旬までくらい。

そのため、毎年1月~3月中旬までの時期は生しらすを食べることができないので、生しらすを食べる時期には注意してくださいね。

生しらすの時期でも不漁だと食べられないことも

生しらすの禁漁期間中は生しらすが食べられないと紹介しましたが、禁漁期間外の時期でも 不漁で食べられないこともあります。

過去には、禁漁期間が3月に解禁されて以降も沿岸にしらすが現れず、5月になってやっとしらすが取れたという時期もあったそうです。

特に禁漁期間の解禁直後の3月は不漁になりやすいため、お店などに生しらすを食べに行こうと考えている場合は、生しらすの時期だとしても入荷しているかを確認することをおすすめします。

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生しらすの旬の時期を産地別にご紹介

生しらすの旬の時期:鎌倉と江ノ島

それでは、生しらすの 旬の時期を産地別に紹介していきましょう。

まずは、 鎌倉と江ノ島の生しらすの旬の時期を紹介します。

鎌倉・江ノ島を含む湘南地域の生しらすの旬の時期は3月中旬~12月末までです。

また、生しらすは季節ごとに「春しらす」「秋しらす」「夏しらす」と呼ばれています。

鎌倉・江ノ島の生しらすは年間通してどの時期もとても美味しいのですが、その中でも 4月~5月中旬に黒潮に乗って沖から入ってくる「 春しらす」が漁師のおすすめ。

この春の時期の「春しらす」は脂が乗っていて甘みがあります。

そのため、1年の中で1番美味しい時期だと言われています。

逆にしらすが大きく育ってしまう6月と、水温が低くなってくる11月、12月は不漁の日も増えてしまう時期なので、あまりおすすめできません。

鎌倉・江ノ島に生しらすを食べに行こうと考えている人は、6月、11月、12月はなるべく避けて、4月~5月中旬に食べに行くのが良いですよ。

また、その時期はちょうどゴールデンウィークでもあります。

生しらすを提供しているお店は混んでる可能性は高いので、混んでいるのが嫌という人はゴールデンウイークを避けた4月~5月中旬に生しらすを食べに行くのが狙い目です。

生しらすの旬の時期:静岡

次は、 静岡の生しらすの旬の時期を紹介します。

静岡の生しらすの禁漁期間も1月~3月中旬です。

また、生しらすは一年間の獲れる量が決まっているため、天候や獲得量によって禁漁期間が変更になる場合があるので、そこは注意が必要です。

生しらすの食べられる3月下旬~12月の中でも、旬の時期は3月下旬~10月あたりの春と秋がピークで、この時期は少し大きめのプリッとした生しらすが食べられます。

ですので、静岡に生しらすを食べに行こうと考えている方は、春なら3月下旬〜5月、秋なら9~10月の時期を狙って食べに行くことをおすすめします。

生しらすの旬の時期:淡路島

次は、 淡路島の生しらすの旬の時期を紹介します。

淡路島の生しらすの旬の時期は4月中旬~11月末までです。

12月~3月は禁漁期間や不漁の時期のため、オフシーズンとなっていて生しらすを食べることはできません。

淡路島は生しらす丼がとても有名です。

その生しらす丼の旬の時期は年に2回あり、春は3月~5月、秋は9月中旬~11月。

淡路島に生しらす丼を食べに行きたいと思っている人は、3月~5月、9月中旬~11月の頃を狙っていくのをおすすめします。

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生しらすがスーパーに出回る時期はいつ?

生しらすがスーパーに出回る時期は、 4月~11月頃です。

禁漁期間、不漁になりやすい時期以外はスーパーで売られています。

ただし、しらす漁が盛んな関東地方から東海地方の沿岸地域のスーパーでしか生しらすは販売されていません。

その理由は生しらすは鮮度が命のため、数時間の搬送ですぐに色が変わり、生では食べられなくなってしまうためです。

そのため、しらすを水揚げされている地域以外では生しらすはスーパーに並ばないので、生しらすを一度も食べたことないという人も結構いますよね。

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生しらすは食べる前に洗うの?

生しらすは 食べる前に洗うのかどうかが気になる人もかなり多いのではないでしょうか?

基本的にスーパーなどで売られている生しらすは、刺身などと同様で洗わないでそのまま食べて大丈夫です。

ですが、海で獲れたての生しらすをもらった場合は、真水で洗ってから食べるようにしましょう。

獲れたての生しらすは氷でしめているとは思いますが、雑菌や海藻、ゴミなどが付着している可能性があります。

そのため、食べる前にザルなどを使って真水で軽くすすぐようにしてくださいね。

もし、生しらすに付いた汚れが気になるという人は、塩を一つまみ入れてから真水ですすぐと良いですよ。

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生しらすの美味しい食べ方は?

それでは、生しらすを美味しく食べるために、生しらすと相性ぴったりの 調味料・薬味を紹介します。

生しらすと相性ぴったりの調味料・薬味

■醤油

■ごま油

■ポン酢

■オリーブオイル

■生姜

■刻みネギ

■酢味噌

■大葉

■大根おろし

■おろしニンニク

■すりゴマ

■生卵

生しらすを簡単においしく食べる方法としては、 丼ぶりがおすすめです。

紹介した調味料や薬味、材料を使ってお好みの生しらす丼を作って食べてみてくださいね。

また、生卵はそのままでも良いですが、黄身だけの方がまろやかになります。

生卵の黄身はレンゲを使うと簡単に黄身だけを取ることができます。

卵の殻で黄身を取る方法もありますが、割れた殻では黄身を割ってしまう可能性があるのであまりおすすめできません。

白身は捨てずに味噌汁など、他の料理に使うようにしてくださいね。

生しらすの旬の時期を知って食べよう

今回は、生しらすの旬の時期や美味しい食べ方について紹介しました。

生しらすは食べられない時期や地域があるので、そこに注意して生しらすを楽しみましょう。

以上、「生しらすの時期や旬はいつ?鎌倉・江ノ島・静岡・淡路島の季節や食べ方のおすすめは?」を紹介しました。

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