スカートやズボンの丈を短くしたい時、「お直しに出すことなく解決できないかな?」と思う方は多いようです。
そんな悩みを解決してくれるのが、手芸店や100円ショップで取り扱っている裾上げテープです。
針や糸を使うことがないので、手芸をしたことが無い方もチャレンジしやすいのではないでしょうか?
この記事では、裾上げテープの使い方や、失敗しないコツやくっつかない時の対処法を解説していきたいと思います!
目次
裾上げテープの種類と使い方や注意点は?
ここからは、裾上げテープの種類と、使い方や注意すべき点をまとめていきたいと思います。
裾上げテープには両面と片面接着がある!
裾上げテープは、裾を短くしたい時、お直しに持っていくことなく自宅で裾上げができる便利なアイテムですよ。
裁縫をしたことが無い方でも難しい技術は必要ありませんので、気軽に挑戦しやすいですよね。
100円ショップや手芸店で安価で売られていますので、お直しのお店に持っていくことを考えたら、かなり リーズナブルです!
とても便利なアイテムですが、2つのタイプがあることはご存知ですか?
おすすめの両面接着タイプ
こちらは、おすすめの両面タイプの裾上げテープです。
ズボンやスカートの裾上げの他にも、ワッペンやレースなどの接着にも使えるので、1つあると何かと使えますよ。
おすすめの片面接着タイプ
こちらは、おすすめの片面タイプの裾上げテープになります。
水洗い、ドライクリーニングもOKで、アイロンで簡単に接着できて便利ですよ。
手軽さは片面、見栄えは両面がおすすめ!
ここでは、片面と両面タイプの裾上げテープのそれぞれの特徴を見ていきましょう。
■裾上げテープの片面タイプ
水を使って布と布を貼り付けるため、つけた後にすそ上げテープが見えてしまいます。
ただテープが見える状態でつけられるので、慣れていない方も簡単に綺麗につけられるメリットも。
洗濯しても剥がれにくく、もし剥がれてきても簡単に手直しすることができます。
ですが、服と同じ色の裾上げテープではない場合は、気になるでしょう。
見た目よりも耐久性を重視する方におすすめです。
■両面タイプの裾上げテープ
折り返した布と内側の布の間に裾上げテープを入れてつけます。
完全に裾上げテープが見えない状態になるので綺麗に仕上がります。
ただ、つける時にテープが見えない状態になるため、慣れていない方は綺麗につけるのが難しく、剥がれてきても見えないため、長持ちしないのが特徴です。
手先が器用で見た目を重視したいという方にはおすすめですよ。
デザインや素材により使えない場合も!
裾上げテープは、フラットなラインのズボンや、タイとスカートやプリーツスカートなどすとんとしたシルエットの洋服におすすめです。
フレアスカートのように裾がふんわりしているタイプや、裾に複雑なデザインがあるズボンは、裾上げテープを固定しにくく長さもわかりにくいので、不向きでしょう。
上記のタイプの裾を上げたい場合は、お直しのお店に持っていくのがベターです。
裾上げテープを使う時の道具は?
ここからは、裾上げテープを使う時に必要な道具や、あると便利な道具をご紹介します。
裾上げテープを使う時に必要な道具!
裾上げテープを使う時は、まず下記のものを揃える必要があります。
・裾上げテープ
・アイロン
・アイロン台
・はさみ
・ハンカチ
・水
こちらが必要な基本的なものになります。
ハンカチは、当て布として使用します。
裾上げテープの中には「当て布不要」と書いてあるものもありますが、当てたほうがくっつきやすくなるので用意しておくことをおすすめします。
ちなみに、アイロン台が必要な方は、アイロンクッションシートという、テーブルで手軽にアイロンかけできるようになるグッズが100円ショップにありますので、チェックしてみてくださいね。
裾上げテープを使う時にあると便利な道具!
裾上げテープを使う時は先程紹介したものがあればOKなのですが、折り返し部分を固定しておくための マチ針や安全ピンがあればいいでしょう。
アイロンをかけていくうちにズレてしまうことを防ぐことができ、あると便利ですよ。
裾上げテープの失敗しない使い方~ズボン編~
ここからは、ズボンを裾上げする時の裾上げテープの使い方と、失敗しない方法をご紹介します。
裾上げテープの使い方の手順!
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=W7pWkRA3FNo&feature=youtu.be
まずは、動画と共にズボンを裾上げする時の使い方の手順から見ていきましょう。
①ズボンを好みの位置まで折り返します。
②裾上げテープを必要な長さではさみでカットします。
※裾周りの長さプラス1~2cmでカットします。
③裾上げテープを水につけて固く絞ります。
④接着面(ざらざらした面)を下にして裾上げテープをズボンの上に乗せます。
⑤上に当て布を置きます。
⑥140~160℃のアイロンで上からしっかり10~20秒押さえれば完成です。
裾上げテープをズボンに使う時の注意点!
ここでは、ズボンの裾上げを成功させるための、いくつかの注意点を見ていきましょう。
■丈を決める時にズボンを履いて屈伸する
希望の丈になるようにズボンを折り曲げる時に「この辺かな?」と適当に折り曲げると、短すぎる仕上がりになることがあります。
理想どおりの丈に仕上げるコツは、ズボンを履いて屈伸をした時にくるぶしの部分で曲げることです。
立ち上がった状態の時にも屈伸をした時も足が隠れる長さが丁度いい長さとなります。
■裾上げテープは長めにカットする
裾上げテープはズボンの幅よりもプラス1~2cmでカットし、重複するようにつけることで洗濯しても剥がれにくくなります。
■ズボンの折り目を隠すように置く
裾上げテープをズボンの折り目が綺麗に隠れるようにセットます。
折り目を綺麗に覆うことで隙間をなくし、洗濯した時に糸がほつれるのを防ぐことができます。
■裾上げテープをつける時アイロンをスライドさせない
アイロンで裾上げテープをつける時に、スライドすると裾上げテープがずれてしまう可能性があるので、全体重をかけて上からプレスして密着させましょう。
プレスする時間が長いとズボンが焦げる可能性があるので、20~30秒がベストです。
※スチーム機能がある時はオフにしておきます。
裾上げテープの失敗しない使い方~スカート編~
ここからは、スカートの裾上げを失敗しない使い方をご紹介します。
裾上げテープの付け方の手順!
①仕上がった時に厚みを出さずにフラットな状態にするために、裾の糸をほどいていきます。
②もともとの縫い目を無くす目的で、当て布をして少しずつアイロンで線を消していきます。
※タグを見てアイロンの温度を確認してから行いましょう。
③裏返しにし、希望の丈に折り曲げて、当て布をしてアイロンでクセ付けしていきます。
※折り目がずれないように、安全ピンやマチ針をつけておくといいですよ。
④スカートの折り返し部分と布の裏の境目をまたぐように裾上げテープを置き、当て布をしてアイロンでつけていきます。
※ノリが染みることがあるため、スチーム機能がある場合は切っておきます。
⑤一周裾上げテープをつけたら、プリーツの場合は折り目をアイロンで付け直して完成です。
裾上げテープをスカートに使う時の注意店!
裾上げテープは自宅で簡単に裾上げができて便利ですが、向かないスカートのタイプもあります。
スリーツスカートやすとんとしたシルエットのタイプにおすすめで、フレアスカートのように、裾がふんわりしているタイプは、裾上げテープを固定しにくく、長さもわかりにくいので、不向きでしょう。
他にもアシンメトリーなどデザインが複雑なタイプも裾上げテープを使うには難しいので、お直しのお店に持っていくのがベターです。
また、これはズボンにも言えることなのですが、アイロンが駄目とタグに書かれている場合や、皮やウールなど熱に弱い素材はNGです。
裾上げテープがくっつかない時の対処は?
ここからは、裾上げテープが上手くつかない時の対処方法をご紹介します。
裾上げテープがくっつかない時の対処法1
1つ目の裾上げテープがくっつかない時の対処法は、まつり縫いをすることです。
布と密着していない場合、くっついていない範囲が少なければ、その部分だけまつり縫いをするといいでしょう。
剥がれた部分に接着剤が白く残っている場合は、再びアイロンをかければつく場合がありますよ。
裾上げテープがくっつかない時の対処法2
2つ目の裾上げテープがくっつかない時の対処法は、水をたっぷり含ませて再びアイロンをかけることです。
これは片面のタイプに限りますが、 水が足りずにくっつかなかった可能性があります。
アイロンの温度がちゃんと適正温度になっているか確認して、再びつけてみてくださいね。
裾上げテープがくっつかない時の対処法3
3つ目の裾上げテープがくっつかない時の対処法は、剥がれ防止シート付きの裾上げテープを使うことです。
裾上げテープが上手くついたことが無い…という方はこちらを使用したら綺麗につけられた!という方も多いんですよ。
また、テープ幅も広めで接着のりも改良されているため、初心者の方でも使いやすい裾上げテープとなっています。
「ズボンの裾上げテープを剥がれないようにしっかり仕上げたい」という方におすすめです!
裾上げテープの使い方は簡単で便利!
→浴衣のアイロンのかけ方!簡単な方法や注意点、温度やかける順番は?
→お家デートの服装で春に着たいコーデ!ラフなのに可愛いファッション
→いつから涼しくなる?全国の目安時期と秋の先取り方法や秋服コーデは?
裾上げテープの使い方や、くっつかない時の対処法を紹介してまいりましたが、いかがでしたか?
一度覚えておけば、 自宅で簡単に裾上げできるのでとても便利ですよね!
以上、「裾上げテープの使い方!失敗しないやり方やくっつかない時の対処法!」を紹介しました。