家電についたシールや食器についている値札シールを綺麗に剥がせず、剥がし跡が残ってしまうなんて経験をしたことはありませんか?
ラベリングのためにファイルやカゴにテプラを貼っても、使用用途が変われば貼り直すこともありますよね。
今回は、 テプラの綺麗な剥がし方を素材別に紹介していきます。
目次
紙に貼られたテプラの剥がし方
テプラの剥がし方その1:ドライヤー
〇家庭にあるものでできる。
〇薬液を使わないので安全。
×熱に弱いものには使えない。
子供が本にシールを貼ってしまったり、本の値札を取りたい時など紙に貼られたテプラの剥がし方をご紹介します。
まず最初のテプラの剥がし方は、 ドライヤーを使った剥がし方です。
ドライヤーの熱でテプラを温めると粘着部分が弱まり、剥がしやすくなるのです。
ドライヤーで10秒ほど温めてからゆっくりと剥がしてみてくださいね。
素材によっては熱に弱いものもあるので、様子を見ながら行うようにしてください。
最初はドライヤーの弱風を当ててみると良いですよ。
テプラの剥がし方その2:引っ張りながら剥がす
〇どの素材、剥がし方であっても効果的。
△剥がし方だけでは、綺麗に取り切れない場合もある。
テプラの剥がし方でポイントとなるのが、テプラの剥がす方向です。
力任せにテプラを剥がしても、途中で敗れてしまったり粘着部分だけが残ってしまいます。
綺麗に剥がすコツは、 剥がす方向とは反対の方向に引っ張りながら剥がすこと。
こうすることで粘着部分が残りにくく、綺麗に剥がすことができますよ。
強く引っ張りすぎてしまうと、シールが破れてしまうこともあるので力は下限してくださいね。
紙に貼られているテプラは、薬液を使ったり大きな刺激を与えることができません。
なので、剥がし方を工夫することが紙からテプラを綺麗に剥がすポイントとなります。
プラスチックに貼られたテプラの剥がし方
テプラの剥がし方その1:中性洗剤
〇広範囲のテプラ剥がしに効果的。
△時間がかかる。
×電化製品など濡らせないものには使用できない。
続いては、プラスチック製品にテプラが張られてしまった時の剥がし方を紹介していきます。
まず、プラスチック製品のテプラ剥がし方で注意しなければならないのが、紙に貼ったテプラの剥がし方で紹介したドライヤーが使えないということ。
ドライヤーの熱を与えてしまうと、プラスチックが溶けてしまうことがあるので、ドライヤーの使用は避けてください。
プラスチック製品に貼ったテプラのおすすめの剥がし方1つ目は、 中性洗剤を使った剥がし方です。
中性洗剤とは、食器洗い用洗剤やおしゃれ着用洗濯洗剤などのことを言い、後ろの説明文に「中性」と書かれている洗剤のことを指します。
中性洗剤を用意したら、テプラを貼った部分に中性洗剤をたっぷり乗せラップをかけて30分ほど置きます。
時間が経ちテプラをこするとぽろぽろと剥がれてきます。
剥がれたら水洗いをして洗剤を洗い流してください。
最後に水を使って洗い流す必要があるため電化製品などには使用できませんので、ご注意ください。
テプラの剥がし方その2:消しゴム
〇子供におすすめ。
〇薬液を使わないので安全。
×消しかすのゴミが出る。
×広範囲には向いていない。
続いで紹介するテプラの剥がし方は、 消しゴムを使った剥がし方です。
これは、シールを剥がした後に粘着部分だけが残ってしまった時に効果的です。
やり方は簡単。
ペタペタと残ってしまった粘着部分を消しゴムでひたすらこするだけです。
消しかすと一緒に粘着部分も一緒に落とすことができますよ。
他の剥がし方を試しても、粘着部分が残ってしまった時に併用して使うのもおすすめです。
ただ、力を入れてこする必要があるので、広範囲には向いていません。
テプラの剥がし方その3:ハンドクリーム
〇広範囲のテプラ剥がしに効果的。
△水分量の多いハンドクリームがおすすめ。
×配合成分によっては、効果がないこともある。
×コスパが良くない。
意外に思われるかもしれませんが、 ハンドクリームを使ったテプラの剥がし方もあるんです。
やり方は、中性洗剤を使った剥がし方と同じです。
使用するハンドクリームは油分の多いハンドクリームよりも、水分多めのハンドクリームが落ちやすいようです。
ただし、ハンドクリームに含まれる成分によっては、うまく剥がれないこともあるようです。
ハンドクリームの値段はピンキリですが、他の剥がし方に比べてコストがかかるというデメリットもあります。
ガラスに貼られたテプラの剥がし方
テプラの剥がし方その1:除光液
〇強力なので効果が出やすい。
×素材によっては除光液が合わない場合もある。
×ネイルをする人以外では持っていないことが多い。
マニキュアを落とす時に使用する 除光液を使った剥がし方について紹介していきます。
除光液をコットンやティッシュに含ませて、テプラの上に乗せます。
除光液は、気化しやすいのでラップをかけて乾燥対策をしておきましょう。
5分ほど置きコットンを剥がすとシールがふやけているので、あとは軽くこするだけです。
除光液はテプラを剥がす力が強い薬液なので、時間を置きすぎるとテプラを貼っている素材が溶けてしまったり白く濁ってしまうこともあります。
そのため、目立たない場所で試してから全体に除光液を使うことをおすすめします。
テプラ剥がし以外にも油性ペンを消すときにも効果的ですよ。
テプラの剥がし方その2:お酢
〇食品なので安全。
×においがきつい。
続いて紹介するテプラの剥がし方は、キッチンに置いてある お酢を使った剥がし方です。
ティッシュにお酢を含ませ、テプラの上にのせておきます。
20分ほど置いた後にこするようにしてテプラを剥がしていきます。
普段、料理にも使うお酢を使った剥がし方なので、食器やキッチンアイテムなども安心して使えますよ。
ただし、お酢特有のきついにおいがするので、喚起をするのを忘れないようにしましょうね。
テプラの剥がし方その3:ベンジン
〇強力なので効果が出やすい。
△持っていない家庭が多い。
×火気厳禁。
洋服のシミ抜きなどで使用する ベンジンもテプラ剥がしには効果的なんですよ。
使い方は除光液と同じようにコットンやティッシュに含ませて、5分ほどのせておきます。
揮発性が高いので乾燥しないようにラップをかけておきましょう。
テプラがふやけているので、こするようにして剥がせば綺麗に剥がすことができます。
ベンジンは石油から作られた液体なので、燃えやすい性質を持っています。
なので、火元の近くでは絶対に使用しないようにしてくださいね。
シール剥がしにおすすめのアイテム
剥がせる両面テープ
賃貸住まいで原状回復させなければいけない場合におすすめなのが、 剥がせる両面テープです。
壁紙を貼るときなど大掛かりなDIYだけでなく、壁にテープでフックを取り付けたいときや、巾木にコード固定用フックを貼るときなどにも使えます。
フックの位置を変えたり、テプラを貼り直す必要がある場合にも両面テープを貼っておけば、簡単に貼り直しができますよ。
壁や巾木に直接テプラを貼ってしまうと、剥がす時に下地まで剥がしてしまったり、粘着部分だけが残ってしまうこともあります。
しかし、剥がせる両面テープは、弱粘着と強粘着の2面で作られているので、壁からは剥がしやすく、取り付けたフックは剥がれにくくすることができます。
テプラを貼る前の一工夫で剥がす時の作業がとても楽になります。
お掃除スティック
パソコンや自転車に貼ったシールなど硬い面でも傷つけたくない場所のシール剥がしにおすすめなのが お掃除スティックです。
特殊な素材でできているので、こすっても素材を傷つけることはありません。
シールを少し濡らしてふやかしてからこするとさらに効果的です。
今日紹介した中性洗剤やハンドクリーム、除光液を付けた後のシール剥がしにもおすすめです。
シール剥がし以外にも水垢汚れなどのお掃除に使うこともできますよ。
茶紫・黒灰・乳白色・透明の4種類からお好きな色を選んでくださいね。
シール剥がし液
自宅にあるものでシール剥がしをすることもできますが、やはり1番効果が期待できるのは、 専用のシール剥がし液です。
よろずやマルシェのシール剥がしは安いのに綺麗に剥がせると口コミで大人気のアイテムです。
1度に使用する量は少ないので、1個買っておけばいざという時にとても役に立ちますよ。
何よりも値段が安いので、買っておいて損はないと思います。
剥がしやすいテプラも便利!
キングジム 剥がせるテプラPROテープ
年度ごとにファイル名を張り替える場合や使用者の変更が多いロッカーなどに便利なのが、 キングジムの剥がせるテプラPROテープです。
剥がした時にノリが残りにくい特殊な弱粘着テープでできているので、剥がし残りができにくいのが特徴です。
粘着力が弱いため、お風呂などの水周りでは剥がれやすいという口コミが見受けられますが、文房具やカゴのラベリングにはとても重宝しますよ。
ノリが残ってしまった時にきれいなテプラの剥がし方を調べるのではなく、そもそもノリを残さないテプラシールを使うという逆転の発想です。
曲がってしまった時も簡単に修正ができるので、小さなお子さんと一緒に作業するときには便利なアイテムです。
素材ごとのテプラの剥がし方を知っておこう
→アクリルたわしの使い方は?掃除に使える場所やお手入れ方法、注意点は?
→換気扇シロッコファンの掃除方法!つけおきで油汚れとサヨナラ!
素材ごとのテプラの剥がし方について紹介してきましたが、いかがでしたか。
日常的にテプラシールを剥がすことはなくても、いざシールを剥がす時にきれいな剥がし方を知っているといないとでは、心の余裕が違いますよね。
機会があれば、紹介した剥がし方をぜひ実践してみてください。
以上、「テプラの剥がし方!シールの剥がし残しや布テープを簡単に剥がすコツは?」について紹介しました。