巣の中にいるはずのツバメの雛が道に落ちているところを発見!

どうにかしてあげたいけど、ツバメの雛に接したこともなければ鳥に関する知識も無い、という方がほとんどだと思います。

ツバメの雛の様子によっては触ってはいけない場合もありますし、保護するにしても注意しなければならないことがいくつかあるんです。

この記事では、道に落ちているツバメの雛を見つけた時の正しい対処法と、保護する時の注意点を紹介していきたいと思います。

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勝手にツバメの雛を保護すると法律違反になる

ツバメ 雛 保護

ツバメが道に落ちている場面に出くわしたら、「すぐにでも保護しないといけないのでは?」と焦ってしまう方もいると思います。

ですが、よかれと思ってどこにも報告せずにそのまま保護をしたら 法律違反になってしまうんです。

巣から落ちているツバメの雛を見つけたら、まずはお住まいの都道府県の鳥獣保護担当部署などの自治体などに連絡を入れて保護をするための許可をもらう必要があります。

もし、ツバメの雛が病気をしている様子だったり、怪我をしているようなら 保護の許可が降りると思います。

明らかに、ツバメの雛が怪我していたり病気ではない場合は、対処方法が違ってきますので次の項目で詳しく紹介します。

ツバメの雛を見つけたらすぐに保護せず様子を見る

ツバメ 雛 保護

ツバメの雛が道に落ちているのを発見したら、すぐに保護したくなる気持ちになると思いますが、それは NG

明らかに骨折していたり、血が出るような大怪我や病気をしていたり、意識が無い状態以外の時は、まずは車や外敵が来ない場所からしばらく様子をみます。

そのままにしていても自然に回復する場合もあるのでよく観察することが必要です。

ツバメの中には、人間の手を借りなくても回復する雛もいますし、飛ぶ練習をしているだけの雛もいるからです。

まずは保護するべきツバメの雛なのか観察することが大事です。

ここからは、ツバメの雛の保護方法を紹介していきたいと思います。

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臨時の栄養分を与える・ツバメの雛の保護の方法

ツバメ 雛 保護

まだ羽が生え揃っておらず地肌がまだ見えている雛でも、羽根が生えている雛でも、保護したらすぐにでも栄養分をあげなければなりません。

保護されるまでの間にもえさを食べていないこともあるので、病院を探したりするのも大事ですがまずは栄養分でお腹を満たしてあげないと 危険です。

えさを準備している間に雛が弱っていくかもしれませんので、まずはすぐに与えられる臨時の栄養分を紹介します。

・スポーツドリンクや子供用リポビタンDの50%液
・豆乳
・人の赤ちゃん用の粉ミルク「ボンラクトi」
・蜂蜜や果糖をぬるま湯にとかしたもの
・ブドウ糖の5パーセントのもの
・食塩の0.9パーセントの水溶液
・上記のものが無い時は綺麗な水

雛に与える場合の栄養分の量は、スポイトで1.2滴で大丈夫です。

水分の与えすぎは雛にとって負担が大きすぎるので、えさをどうしても与えられない時にだけ上記の栄養分を与えるようにしてくださいね。

与え方は、人肌よりも少し熱めにしてクチバシの端につけてあげると、自分でなめます。

決して、クチバシを開いて口の中に入れることはしないでくださいね。

間違って器官に入ると死んでしまうこともありますので、注意しましょう。

怪我をしていたり、栄養分を受付けなかったり、栄養補給しても元気にならない時はすぐにでも動物病院へ連れていってくださいね!

次に、ツバメのえさの内容と与える時のポイントを紹介します。

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えさを与える・ツバメの雛の保護の方法

ツバメ 雛 保護

餌を急に用意できない時は先ほど紹介した臨時の栄養分を与えますが、基本的には以下のえさを与えなければなりません。

■虫(緑のバッタやコオロギや青虫など)

バッタやコオロギなどの固い虫は、ツバメの雛が食べやすいように足を取り頭をつぶして小さく刻んでから与えます。

■ミルワーム

まだハゲているような小さな雛には頭をつぶしてから与えます。

■すり餌

動物性たんぱく質が多い7分のものがおすすめです。

耳たぶくらいの固さにして、人肌くらいの温度にしてから与えます。

■固ゆで卵の白身をよくつぶしてからはちみつや砂糖で練って与えます。

■鶏のささみ肉

生のまま細長く裂いて、必ず水に浸してから与えます。

■肉味のドッグフード

子犬用は栄養分が多すぎるので、成犬用がおすすめです。

お湯でふやかしてから、しぼって与えます。

ツバメの雛のえさとして、牛乳はOKと思っている方がいるようですが、雛は消化することができないので与えないでください。

パンも同じ理由で与えるのは NGです。

下の記事では、ツバメの雛の餌について詳しくまとめてあります。

量や餌をあげる時間帯、食べない時の対処法も紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

→ツバメの雛のえさは何がいい?量や時間帯・食べない時の対処法のまとめ

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保温する・ツバメの雛の保護の方法

ツバメ 雛 保護

羽根が生えていない雛や少し産毛が生えた雛には、栄養補給も大事ですが 「保温」も欠かせません。

ツバメの雛は通常41~43℃と体温が高く、羽根が生え揃うまでに自分で体温を調節することができません。

体温が40℃以下まで低下すると、一気に体力が落ちて危険な状態になってしまうのですぐに保温します。

身体が濡れている場合は、乾いた柔らかな布で拭いてから温めましょう。

ツバメの雛は、次の方法で温めるのが効果的です。

■お湯をペットボトルに入れて温める

タオルに包んだ温かいペットボトルを入れると巣箱全体が温まります。

湯たんぽのような効果があり、雛にとっては1番安全な方法です。

お湯が冷えたら取り替えて、こまめに温度管理をします。

■ペットヒーターやひよこ電球

あればとても便利ですが、他のもので代用すればいいのでわざわざ買わなくても大丈夫です。

次の保温方法は、危険なのでしないでください!

×ホッカイロを使用

ホッカイロを使って温めると、酸素をたくさん消費して雛の命が危険にさらされるので、 NGです。

×ホットカーペット

温度が安定しないので、雛の体力が消耗してしまう危険性があるので NGです。

温めるといっても、やりかたを間違えると大変なことになってしまいます。

正しい保護の方法を知っておくと安心ですね。

ここからは、ツバメの雛を保護する時に注意するポイントをまとめてみました。

ツバメの雛を保護する時の注意点

ツバメ 雛 保護

ツバメの雛を保護する時は、いくつかの 注意点がありますので紹介します。

■巣立ち雛かどうか確認

「巣立ち雛」というのは、羽根が生えている雛のことで、親鳥がどこからか見ていて、飛ぶ練習をしていることもあります。

勘違いして保護してしまうと、「誘拐」になるので、必ず状況をよく見なければなりません。

もし、飛ぶ練習をしているようなら、ストレスを雛にかけないようにその場を静かに去ってくださいね。

■必ず手袋を着ける

野鳥の中には感染症を持っているものもいるので、感染予防の為にも必ず素手で触る事はやめましょう。

万が一、素手で触れてしまった場合は石鹸でよく洗ってくださいね。

■羽根がまだ生え揃っていない元気な雛の場合

幼くて元気な雛が落ちている場合は、近くにその雛の巣があるか確認して、手袋をはめて巣に戻してあげてください。

もし、近くに巣がたくさんあってどの巣かわからない場合は、無理して戻すのは危険なのでやめましょう。

この場合は、簡易の巣を作って設置し、親鳥がえさを持ってくるのを待つことをおすすめします。

カップラーメンのカップの底に水抜きの穴を開けて、枯れ草や新聞を細かく切ったものを敷きつめて、安全な場所に取り付けてくださいね。

このように、いくつかの注意点に気をつけながら雛を保護してくださいね。

また、雛を保護する期間にも気をつけなければなりませんので次の項目で説明いたします。

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長期的にツバメの雛を保護すると自然界に戻れない可能性も

ツバメ 雛 保護

ツバメの雛は渡り鳥なので、保護した後は自然界に返してあげないといけません。

しかし、長く人間の下で保護していると、幼い雛の場合は特に帰れなくなる可能性があるのです。

長く手元に置きすぎると、人間では教える事が難しい飛びながらの狩りのやり方がわからなくて結局死んでしまうかもしれません。

このことから、自然界に返す タイミングがとても大事です。

怪我や病気が治ったらすぐに返すのですが、周りにツバメがいる間に返してあげましょう。

ツバメは習性として、子育てを終えると旅立ちの前にたくさん食べて体力と脂肪を蓄えるための「集団ねぐら」という行動をおこします。

「集団ねぐら」に参加できないと、旅の途中で力尽きてしまいます。

もし、集団ねぐらの時期に間に合いそうになければ、翌年の旅立ちの時期まで待ちましょう。

ツバメの雛を保護した場合のまとめ

ツバメ 雛 保護

ツバメの雛を保護するからには、正しい保護の仕方を抑えて注意点に気をつけて、 元気に旅立ってもらいたいですよね!

この記事が、ツバメの雛を保護する時のお役に立てれば幸いです。

以上、「ツバメの雛を保護してもいいの?落下して巣から落ちた時の対処法!」を紹介しました。

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