お祭りや花火大会、サマーフェス等、夏のイベントには欠かせない 浴衣ですが、シーズンが終わった後の収納の方法で悩む事もしばしばですよね。
ですが、夏が終われば来年まで使う機会のない浴衣なので、おざなりな収納をしてしまうとお気に入りの浴衣にカビが!なんて事にもなりかねません。
という事で今回は、 浴衣の収納の方法について、100均グッズやハンガー等の正しい使い方も含めて、わかりやすくご紹介しますので、ぜひお役立てくださいね。
目次
浴衣を収納する前に注意する事は?
では先ず、浴衣を実際、収納する前の段階で注意したいポイントからご紹介しておきましょう。
浴衣の収納では、収納する場所や方法もさることながら、収納する浴衣の状態も大切なので手抜きは禁物ですよ。
浴衣は収納する前に洗ってよく乾かす!
夏の間、活躍してくれた浴衣を収納する際は、先ず、浴衣の素材に合わせて相応しい方法でお手入れし、きれいな状態で保管をする事が肝心です。
浴衣は基本的に自宅で洗えるものが多いのですが、材質によっては色落ちや縮み等の心配もあるため、お手入れ方法をよく確認するようにしましょう。
また、 浴衣の収納に湿気は大敵なので、お天気の良い日に陰干しし、できるだけ湿気のない状態で収納する事も大切ですよ。
浴衣を直ぐ着る場合は着物用ハンガーが便利!
着物を来年まで収納するなら、十分乾燥させて収納する事が大切ですが、まだシーズン途中で浴衣を着る機会があるなら、仮にハンガーにかけておいてもいいですね。
尚、浴衣をハンガーにかけておくなら、 えもん掛けという着物用ハンガーがしわが寄らずにおすすめです。
因みに、着物用ハンガーは100均でも買えますが、 上記のような下に帯や腰ひもなどが掛けられる部分のあるものだと使いやすくおすすめで、私も実際に愛用しています。
使わない時は、コンパクトに折り畳んで収納できる便利な着物ハンガーは、浴衣だけでなく着物をお召しになる際にも重宝する逸品ですよ。
浴衣の収納では、たたみ方を先ずマスター!
参照元URL:https://youtu.be/6mTRcXcNeqo
という事で、短い期間であれば、ハンガーにかけておくのもアリな浴衣ですが、長期間となると話は別で、 きちんとたたんで収納が基本になります。
尚、たたんで長期間、収納するとしわになるのでは?と心配する方もいるでしょうが、正しいたたみ方をすれば、ほとんどしわの心配はありません。
というのも、浴衣は縫い目に沿ってきれいにたたむ事ができ、洋服と違って平面的な収納に向いているという特徴があるからなんです。
浴衣のたたみ方の手順は着物と全く同じで、とても簡単なので、ぜひ上の動画を参考にマスターしてみて下さいね。
浴衣を収納する一般的な方法とは?
という事で、浴衣を収納する前の段階での注意点からご紹介しましたが、続いては浴衣の収納の一般的な方法を具体的にご案内していきたいと思います。
浴衣の収納では、たとう紙がおすすめ!
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浴衣を収納する際に先ず悩むのは、直接、クローゼットやタンスの引き出しに入れてしまって大丈夫なのかという事ですよね。
結論から言うと、夏に使い終わった浴衣を本格的に収納する際は、 着物専用の『たとう紙(し)』という和紙製の袋に入れておくとカビや黄ばみ対策になりおすすめなんです。
上記の高級雲竜紙使用の日本製たとう紙は、通気性も非常に良く浴衣を長期保存しておく場合も安心して使えるおすすめの逸品ですよ。
湿気やカビを防いで、大切な浴衣をきれいに保管できる、たとう紙は最も一般的かつ手軽な浴衣の収納の方法ですね。
因みに、たとう紙は100均でも買えますが、呉服店で扱っている質の良いものの方がやはりおすすめですよ。
浴衣を収納では衣類ケースがおすすめ!
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浴衣の収納では、たとう紙に浴衣を入れてそのままタンス等に保管しても問題ありませんし、実際に私もそうしています。
ですが、虫や湿気が心配という場合は 専用の衣装ケースもおすすめの収納の方法で、帯や小物類とまとめてすっきり収納できるのもメリットですね。
上記の炭入り着物一式収納ケースは、汚れやホコリから浴衣をしっかり守ってくれる和服専用ケースで、浴衣を一式、収納でき大変便利なんです。
移動に便利な持ち手付きのケースは、タンスの上やクローゼットのデッドスペースを上手く活用して浴衣が収納でき大変おすすめですよ。
浴衣の収納では桐のタンスがおすすめ!
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浴衣の収納では、昔ながらの 桐のタンスもおすすめの収納方法で、もし着物や浴衣を既に何枚かお持ちの方なら、和服全般の収納にとても重宝しますよ。
昔から着物の収納に使われてきた桐ダンスは、防湿、防虫性に優れた素材の上、軽量で耐久性もあり、長く使う事ができるおすすめの家具です。
上記の日本製の桐たんすは、たとう紙がすっぽり入るサイズの三段の着物用タンスで、浴衣は勿論、着物や帯、和装の小物類の収納にぴったりなんです。
浴衣一枚の場合は、タンスやクローゼットの空きスペースを上手く使う事で収納可能ですが、ある程度、枚数が増えてくるとやはり専用のタンスがあると便利ですよね。
その点、上記の桐たんすなら、 手頃なお値段で、浴衣や和服の収納の悩みを一気に解決でき大変おすすめですよ。
浴衣はクローゼットに収納する際の注意点は?
という事で、浴衣をする際の注意点や収納の方法を見てきましたが、クローゼットに収納する際の注意点もご紹介しておきましょう。
浴衣をクローゼットに収納する時は湿気対策を!
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浴衣や着物用の収納タンスはあるに越したことはないのですが、スペースに余裕がないのでクローゼットに収納する方も少なくないですよね。
浴衣をクローゼットに収納する場合の注意点としては、先ず 湿気対策をしっかりとしておく事が大切です。
実は、私も浴衣をクローゼットに収納している一人なのですが、たとう紙に入れた上で、最も湿気のこもらない クローゼット上部に浴衣を保管するようにしています。
また、長期間、浴衣を使わない場合は、たとう紙の中に着物用の防虫、防カビ効果のあるシートやショウノウを入れておくとより安心ですね。
その他、お天気の良い乾燥した日を選んで、浴衣を取り出し、半日ほど陰干ししてあげるのも有効で、私も晩秋と春先を目途に実行しています。
クローゼット収納でもハンガーよりたたむのがおすすめ!
先にご紹介した通り、浴衣は、たたんで収納するのが基本ですが、ハンガーに吊るして長期間、保管可能かも、気になる方がいらっしゃるのでは?
結論から言うと、クローゼットに収納する際もハンガーより、たたんで収納がおすすめですが、どうしてもハンガー収納がしたい場合は、不可能ではないでしょう。
上の画像のように浴衣を普通の要領で、たたんだ後、 浴衣用ハンガーの帯や小物を掛ける部分に掛ければ、ある程度コンパクトに収納が可能です。
但し、実際にやってみると、袖の部分もハンガーに掛けないとだらりと垂れてきますし、長期間、この方法で放置すると変なシワが付きそうなのも個人的には気にかかりましたね。
また、浴衣は裏地がないので大丈夫ですが、裏地のある袷(あわせ)の着物はこの方法で収納すると裏地のたるみの原因になるのでNGなんです。
浴衣なら、帯や小物を掛ける部分がある着物用ハンガーを使えば、ハンガーで収納が不可能ではないかもしれませんが、私は たたんで収納がやはり最も無難ではないかと思います。
浴衣の収納で便利なグッズをご紹介!
という事で、浴衣の収納の方法について詳しく見てきましたが、最後に浴衣の収納の際に便利なグッズもご提案しておきますので、併せて参考にして下さいね。
浴衣の収納で便利なグッズ1
浴衣の収納では、着物用の乾燥剤があるとカビやシミ対策にもなりとても重宝しますが、通常の物だと交換時期の目安が分かりづらいのもネックなんです。
その点、 上記の着物用の防カビ乾燥剤きものの友なら、湿気のサインを色で知らせてくれるので、うっかり替え時を忘れる心配がなく大変おすすめですよ。
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袋から取り出しそのままタンスや衣類ケースの底に敷いて使える手軽なシートは、直射日光に当て色がピンクからブルーに戻れば再び使用が可能なんです。
繰り返し使える便利なシートは、大切な浴衣をカビや色アセからしっかり守ってくれる収納の際に役立つグッズとなっています。
浴衣の収納で便利なグッズ2
浴衣の収納では、専用のタンスやケースなどがあると便利ですが、スペースはとりたくないけど、たとう紙だけでも何となく不安という事もありますよね。
そんな場合におすすめなのが上記の着物保存袋きものキーパーで、たとう紙に入れた着物をそのまま収納し保管する事ができるんです。
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たとう紙に入った浴衣がすっぽり収納できる着物保存袋は、ファスナーで密閉する事ができ、浴衣をカビや虫からしっかり守ってくれますよ。
防虫剤なしで浴衣を簡単、安全に保管できる着物袋は、UVカット仕様なので、浴衣の日焼けも防いでくれる優秀グッズとなっています。
浴衣を正しく収納して来年も楽しもう!
→浴衣のアイロンのかけ方!簡単な方法や注意点、温度やかける順番は?
→浴衣が透ける時の対策!透けない色とおすすめのインナーや代用品は?
→浴衣を9月に着るのは変なの?いつからいつまで着るのが常識の範囲?
という事で、浴衣の収納の方法について、注意点やおすすめの方法を詳しくご案内しましたがいかがだったでしょうか。
浴衣は大切に着れば、何年もお召しになる事ができますので、ぜひ正しい収納のポイントを押さえ来年まできちんと保管してくださいね。
以上、『浴衣の収納方法!100均グッズやハンガーなどで保管するアイデアを紹介』を紹介しました。