すっきりとさわやかな香りが特徴の柚子。
レストランなどでは料理のアクセントに使われることが多いですが、 一般家庭ではゆずの使い道がわからず困ってしまうこともありますよね。
今回は、 柚子の使い道を果肉から果汁、皮など余すことなく紹介していきます。
柚子の使い道がわかれば、普段の料理もおしゃれにランクアップさせることができますよ。
柚子の使い道~食べ方~
柚子の果肉の食べ方
まず紹介する柚子の使い道は、果肉の食べ方です。
ほとんどの人が柚子を食べるために購入すると思いますが、案外食べ方の柚子の使い道って思いつかないんですよね。
おすすめの柚子の果肉の食べ方は、 柚子ジャムです。
【材料】
柚子 200g
グラニュー糖 200g
【作り方】
1.柚子の種を取り除き、果汁を絞る。
2.柚子の皮と中袋を細かく刻む。
3.苦みを抜くために、2~3回茹でこぼす。
4.水気を切った皮にグラニュー糖と絞った果汁を加える。
5.絶えずかき混ぜながら煮詰める。最初は中火で焦げないよう弱火にする。
6.とろみがでてきたら火からおろし、冷やし固めて完成。
柚子のさわやかな香りをたっぷり堪能できる柚子ジャムです。
パンに塗って食べたり、ヨーグルトに混ぜて食べても美味しいですよ。
ジャムにすれば保存期間を延ばすこともできるので、大量にゆずを消費したいときにおすすめです。
お好みで砂糖の量は調整してみてくださいね。
焦げやすいので弱火でじくり煮るのが、柚子ジャムを美味しく作るポイントです。
柚子の果汁の食べ方
【材料】
ゆず果汁 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
酢 小さじ1
砂糖 小さじ2
【作り方】
1.材料を全て混ぜ合わせて完成。
柚子の果汁を使ったお菓子作りは一般的なので、ここでは ゆずドレッシングを紹介します。
柚子の果汁とオリーブオイル、酢、砂糖を入れるだけの簡単な柚子の使い道です。
さっぱりとしたサラダを食べたいときに、柚子があればすぐにさわやかなドレッシングを作ることができますよ。
玉ねぎや生ハムとの相性が良いので、ぜひ合わせて食べてみてください。
粒マスタードや醤油、はちみつを加えてお好みの味を探してみてくださいね。
柚子の皮の食べ方
【材料】
柚子の皮(細切り) 1個分
玉ねぎ 1~2個
にんじん 1/2本
長ネギ 1本
てんぷら粉 適量
揚げ油 適量
★塩 適量
★柚子果汁 適量
【作り方】
1.材料を切って合わせ、てんぷら粉と和える。
2.170~180度の油でカラッと揚げたら完成。
3.好みで★をつけて食べる。
柚子の皮まで使い切りたい時には、 柚子の皮を使ったかき揚げがおすすめです。
天ぷらにレモン果汁を絞ってさっぱり食べるのが好きな人にはおすすめの柚子料理ですよ。
サクッとした天ぷらの食感とともに口中に柚子のさわやかな香りが広がる一品です。
柚子を薄めに切ると柚子の香りを際立てることができます。
天ぷらをカラッと揚げるコツは、衣をしっかり冷やしておくこと。
衣を作ったら冷蔵庫で冷やして置き、その間に食材をカットします。
揚げる直前にひんやり冷えた衣の中に食材を混ぜて揚げればカラッと天ぷらを揚げることができますよ。
水を減らし氷を入れて冷やすのもおすすめです。
柚子の使い道~食べる以外~
柚子の果肉の使い道
次は食べる以外の柚子の使い道を紹介します。
まずは、柚子の果肉の使い道です。
12月の冬至には 柚子湯に入る習慣がある地域もありますよね。
ゆずには保温効果があるので、身体を芯まで温めてくれますよ。
やり方は簡単。
柚子を軽く洗って、ガーゼに包んだら、そのままお風呂に浮かべるだけ。
お湯の中で柚子入りのガーゼを少し揉むと柚子の香りが立って、お風呂場全体が柚子の香りで包まれますよ。
柚子をまるごと入れているのを見かけることもありますが、しばらくすると柚子が崩れて後処理が大変になってしまいます。
肌が弱い人はピリピリと傷むこともあるのでガーゼに包んでお風呂に浮かべる柚子の使い道がおすすめですよ。
柚子湯はとても香りが良くリラックスできるので、冬至以外の日でもぜひ試してみてくださいね。
柚子の果汁の使い道
レモン果汁やお酢の代わりに使う柚子の使い道を紹介します。
柚子にはレモンと同じ柑橘類の果物なので、揚げ物との相性がとても良いんです。
クエン酸の効果でお酢に近い役割をすることもできるんですよ。
柚子はメインとして食べるだけでなく、わき役として他の食材を際立てるといった柚子の使い道をするのがおすすめです。
少量の果汁でも芳醇な香りが広がるので、料理に奥深さや風味を増すことができます。
お肉や魚との相性も良いので、色々な料理にかけて柚子を楽しんでみてくださいね。
柚子の皮の使い道
柚子の皮を使って 柚子の洗剤を作ることもできます。
水400ccと柚子の皮を約4個分鍋に入れて焼く15分煮ます。
煮汁が冷えたら、ザルでこして柚子洗剤の完成。
柚子には油汚れを浮かせる効果があるので、コンロ周りの掃除にはぴったり。
頑固な汚れには、柚子洗剤をスプレーして少し時間を置いてからこすってみてください。
力を入れなくても柚子が油汚れを浮かしてくれるので、スルンと綺麗にすることができますよ。
電子レンジの掃除やフローリング床の艶出しにも効果的です。
柚子洗剤は環境に優しいだけでなく、とにかく香りが良いので、普段の掃除がリラックスライムに代わりますよ。
柚子の種の使い道
柚子の種を使って化粧水にする柚子の使い道を紹介します。
種を洗わずに、日本酒や焼酎に柚子の種が浸るくらいの量をつけておきます。
3週間ほど経つと柚子に含まれる成分のペクチンが溶けだし、とろみを帯びてきます。
とろみが出た柚子の種を好みのテクスチャーになるように蒸留酒で割り、小分けのスプレー容器などに入れたら完成です。
日本酒は美肌に良いと聞きますし、柚子の香りでリラックスできますよ。
キッチンやオフィスで疲れた時にシュッとひとふきすれば、リフレッシュすることができますよ。
手作りの化粧水は保存料などを使っていないので、早めに使うようにしましょう。
柚子の化粧水を入れるスプレーは、できるだけ密閉できるものや遮熱の容器を選ぶといいですよ。
ゆずの使い道の幅を広げるアイテムは?
プログレード
柚子の皮を綺麗にスライスできるプログレードがあれば、柚子の皮を使った料理が簡単に作れるおとができますよ。
柚子はミカンよりも皮が固く、薄くスライスするのは意外と難しいんです。
プログレードなら余計な力を入れずに簡単に柚子のスライスを作ることができます。
料理の色と香り付けとして最後の仕上げに振りかけたり、大根や白菜と柚子のスライスを混ぜてお酢に漬ければ即席マリネの完成です。
プログレード1つで柚子の使い道がたくさん広がりますよ。
三角スープこし
柚子の使い道で紹介した化粧水や洗剤を作る時にあると便利なアイテムが、 三角スープこしです。
普通のざるでは目が粗いので、柚子の繊維が混ざってしまいます。
三角スープこしは、細かい繊維までしっかり分離できるので作業がはかどりますよ。
三角スープこしに柚子の皮を入れて、上から紅茶を注げばほんのりと柚子が香るハーブティーを作ることもできちゃいます。
ガラスキャニスター
柚子の使い道で紹介したドレッシングやジャムを作った時に ガラスキャニスターへ保存すると新鮮な状態を長くキープすることができますよ。
ガラスキャニスターは密閉性の高い容器なので、酸化による劣化を防ぐことができます。
量が減っても常に密閉した状態を保ち、最後まで新鮮なまま使い切ることができます。
余った柚子の使い道以外でも使用用途は多くあるので、1つ持っているととても重宝しますよ。
柚子を使った変わったアイテムは?
柚子ペースト
見た目にもインパクトのある 柚子ペースト。
この柚子ペーストの使い勝手がとても良いんです。
マヨネーズと混ぜたらさわやかなソースができ、パン生地に練り込んで焼き上げれば柚子パンの完成です。
ペースト状なので食材に直接塗ることも、スープに溶かすこともできて使いやすいですよ。
味は、酸味と苦みが強めの調味料なので、大人が食べる料理にはぴったりですね。
子ども用にははちみつや砂糖を混ぜて使うのがおすすめですよ。
柚子チップ
柚子を乾燥させて作られた 柚子チップ。
石鹸やアロマワックスを手作りするときの材料として使う人が多いようですよ。
しっかり乾燥してあるので、保存期間が長いのも嬉しいですね。
ガラスの容器に入れてポプリとして使うのも簡単で良さそうです。
自宅でもここまで乾燥できれば余った柚子の使い道としてはアリですが、少しでも湿っているとカビが生えやすくなってしまいます。
柚子の乾燥を作るのが難しいと感じている人は、市販の柚子の乾燥を使うのがおすすめですよ。
柚子パウダー
国産100%の柚子で作られた 柚子パウダーがあれば柚子の使い道をさらに広げてくれますよ。
溶けやすいパウダー状なので、スープやハーブティに入れて柚子の風味を楽しむことができます。
アイスやシャーベットの上に振りかければ、さわやかな柚子アイスのできあがりです。
色鮮やかで美し黄色の柚子パウダーを料理の仕上げに振りかければ、普段の料理がパッと華やかな料理に変身しますよ。
ゆずの使い道はたくさん!
→たんかんの食べ方!切り方や剥き方のコツ、食べ頃の見分け方や栄養は?
→ドラゴンフルーツはどんな味?似てる食べ物やまずい派の意見、食べ方は?
→桃の変色防止をする効果的なやり方や保存方法は?食べれるかの見分け方も!
ゆずの使い道について色々紹介しましたが、気になるものはありましたか。
使い方や用途が難しいイメージの柚子でも、工夫次第で色々な使い道を発見することができますよ。
柚子は、果肉や果汁だけでなく皮も種も便利な用途があるので、最後まで捨てずに使い切ってみましょう。
以上、「柚子の使い道は?果肉や果汁の食べ方、ゆずを食べる以外の使い方も!」について紹介しました。