食べる宝石とも言われている 琥珀糖を知っていますか?
最近、女性を中心に話題になっているのですが、実は古くからの日本の伝統的な和菓子なんです。
キラキラしていて可愛いのでSNS映え間違えナシの琥珀糖ですが、実際食べてみるとまずいとの意見も。
今回は琥珀糖がまずいと言われる理由や美味しく食べる味付け、さらにアレンジ方法についてご紹介します。
琥珀糖とは?
琥珀糖とは、粉寒天・水・グラニュー糖というシンプルな材料で作られる和菓子です。
琥珀羹(こはくかん)とも呼ばれるそうですよ。
外側はシャリっとした歯ごたえなのに対し、中は柔らかい不思議な食感も魅力の一つです。
琥珀糖の歴史は古く、江戸時代にまでさかのぼります。
江戸時代の頃は 金玉糖(きんぎょくとう)と呼ばれていて、最近になって琥珀糖と名付けられたんだとか。
当時、砂糖はかなり貴重なものだったので、砂糖をたっぷりと使っている金玉糖は高級品だったようです。
今では砂糖は手軽に安く手に入るので、自宅で琥珀糖を作る人も多いんですよ。
キラキラしていて、どこか涼しげな印象を与える琥珀糖は、夏場に人気なお菓子でもあります。
琥珀糖の味がまずいし美味しくない理由は?
可愛らしい琥珀糖ですが、食べてみるとまずいという声もあるんです。
一体、何が美味しくない原因なのでしょうか?
琥珀糖がまずい理由:ただ甘いだけだから
琥珀糖の原料は砂糖が大半を占めているので、 とっても甘いんです。
味のイメージとしては金平糖(こんぺいとう)と似ていて、言ってしまえばお砂糖の塊です。
甘いのが大好きな甘党さんであれば琥珀糖の味が好みの人は多いと思いますが、甘いのが苦手な人にとって琥珀糖は甘すぎてまずいと感じてしまうことも。
甘党の私としては琥珀糖は大好きな味ですが、一口食べただけで充分という人も多いようです。
琥珀糖がまずい理由:食感が好きじゃないから
琥珀糖は外側がシャリシャリとしていて、中はゼリーのようにプルプルしているのが特徴です。
シャリシャリしているのは砂糖が乾燥して結晶化しているからなんです。
ただ、中は乾燥しないためゼラチンの効果によってゼリーのような食感が保てているということですね。
この食感の違いが琥珀糖の魅力なのですが、それがまずいと言われる理由の1つでもあります。
砂糖のシャリシャリ感は歯に刺激を与えるように感じるかもしれません。
琥珀糖がまずい理由:見た目が食べ物っぽくないから
キラキラとしていて、どこか宝石のようにも見える琥珀糖は 見るだけで満足するという人もいるようです。
そんな宝石のような見た目の食べ物を口に運ぼうという気にはならないそう。
実際食べてみると固いのか柔らかいのか、なんとも表現しにくい食感でまずいという声がありました。
琥珀糖は咀嚼音が好きという意見も
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=sZE-l3s3yWE
琥珀糖がまずいという意見が多い中、琥珀糖を食べたときの 咀嚼音がたまらないという意見もあるんです。
シャリシャリ、サクサク、カリカリとも言える軽快な音は聞いていて心地良いと思いませんか?
琥珀糖は粉寒天・水・グラニュー糖を溶かしてから固めて作るものですが、固まってからも数日間乾燥させる必要があります。
乾燥すると表面がカチカチになるので、数日待つことによって面白い咀嚼音が出るんですね。
琥珀糖の美味しい味付けやアレンジ方法は?
粉寒天・水・グラニュー糖だけで作った琥珀糖は甘ったるくてまずいと思う人が多いかもしれません。
少しでも美味しく琥珀糖を食べてもらうためのアレンジ方法をご紹介します。
琥珀糖の美味しい味付け方法:シロップやジュース
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=HdVE9FVSViU&t=10s
粉寒天・水・グラニュー糖にシロップやジュースを入れることで色も綺麗になりますし、味が付くので美味しく食べられるんですよ!
・水:100cc
・粉寒天:2g
・砂糖:150g
・シロップ:大さじ1(ジュースでも可)
◆琥珀糖の作り方
①大きめの耐熱ボウルを用意します。
粉寒天と水を入れサッと混ぜます。
②電子レンジで加熱します。(600wで2分)
③ボウルの中に砂糖を入れ、混ぜて溶かします。
④再度電子レンジで加熱します。(600wで2分)
⑤シロップを入れて混ぜ、再度電子レンジで加熱します。(600wで2分)
⑥混ぜたら水で軽く濡らした容器に寒天を流し込みます。
⑦冷蔵庫で約2時間冷やしたら、寒天を容器から取り出します。
⑧手でちぎってクッキングシートの上に乗せます。
⑨3日~5日ほど風通しの良いところで乾燥させたら出来上がりです。
この動画ではかき氷なんかで使うシロップを使用していますが、同じ分量でジュースを使うのもOKです。
ジュースの方が手軽に用意できるので簡単に作れるかもしれませんね。
琥珀糖にジュースを入れると、ジュース本来の色よりも 少し薄い色になることを知っておいてください。
たとえば、オレンジジュースを入れると濃いめの黄色に、コーラを入れると透明度の高い赤に、ブルーハワイ味のシロップを入れると鮮やかなスカイブルーになりますよ。
味も美味しくなりますし、見た目も楽しめますね。
色々なフレーバーで作ってみるのも楽しいので、普段の琥珀糖が苦手な人もまずいとは思わないはずです!
琥珀糖の美味しい味付け方法:ホワイトチョコ
参照元URL:https://youtu.be/lHxFjYikeBU
こちらは 食紅を使って色付けをした琥珀糖です。
食紅は食品に色付けをするための添加物のため嫌う人もいますが、天然から作られている植物性の食紅もありますので、そちらを使うのもおすすめですよ。
鮮やかな色が出せますが、あくまでも色のみで味は付きません。
食紅で色付けした琥珀糖は ホワイトチョコでデコレーションしてみましょう。
琥珀糖の作り方は先ほどご紹介したものと同じ手順でOK。
※こちらの動画では電子レンジではなく、鍋を使っています。
◆ホワイトチョコのコーティング方法
①ホワイトチョコをボウルに入れ、熱湯が入った一回り大き目のボウルの中で湯煎にかけます。
②ホワイトチョコがトロトロに解けたら湯煎は完了です。
③乾燥させた琥珀糖をホワイトチョコの中にディップします。
④数時間でホワイトチョコは固まるので、しっかり固まっていることを確認したら完成です。
透明度の高い琥珀糖に、白いチョコレートがかかっているのはとってもオシャレですよね。
ホワイトチョコは薄く付いている程度なので、琥珀糖のシャリシャリとした触感の邪魔はしませんよ。
ただ甘いだけではなく、ホワイトチョコの優しい甘さが加わって食べやすくなるのではないでしょうか?
琥珀糖の美味しい味付け方法:紅茶(フルーツティー)
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=crrM6_fELk8&t=87s
次に紹介する琥珀糖のアレンジ方法は 紅茶のティーパックを使います!
甘すぎる琥珀糖が苦手という人は、甘酸っぱい琥珀糖なら美味しく食べられるかもしれません。
今回使っているティーパックはカシスのような果実を思わせる香りがするブラックカラントとオレンジスパイスの2種類。
それでは作り方をご紹介します。
水:125cc/80cc
粉寒天:4g
砂糖:300g
ティーパック:2種類を各1つずつ
牛乳パック(500ccの場合は2個、1リットルの場合は1個)
①水125ccを鍋に入れ沸かします。
②粉寒天4gを振りかけて溶かし、透明感が出てくるまで煮だしたあと砂糖を入れて溶かします。
③全体が泡で覆われるくらいまで煮立たせます。
④火から下ろして約100cc取り分けます。(二層にするため)
⑤フルーツティーで香りと色を付けるため、40ccの少なめの熱湯で抽出します。
クエン酸を3つまみ程度入れることで強い酸味が付くので、混ぜて溶かします。
⑥取り分けた寒天液が80℃以下になったら半分(50cc)ずつ紅茶の中に混ぜます。
⑦型に流し込みます。
※1リットルパックの場合は1種類で2列、500ccパックの場合、1種類を4列に流してください。
⑧涼しいところに置いて、とろみが付くまで待ちます。
⑨鍋に残っている寒天液に水80ccを注いで再度沸騰させ、80℃以下に下がったら型に流し込みます。
マーブル状にするため、寒天液を入れたらスプーン等で軽く混ぜます。
⑩冷蔵庫で冷やし固めます。
⑪固まったら方から外し、好きな形に切り分け、クッキングシートに並べます。
⑫べたつかなくなるまで乾燥させたら完成です。
透明な部分と紅茶の色が2層になり、とっても美しい琥珀糖が出来ますよ。
クエン酸を入れて酸味を付けますが、砂糖がたくさん入っているので甘酸っぱい味になります。
チョコレートをコーティングすると危険な美味しさになるんだとか。
少し手間がかかる方法ですが、甘いのがまずいと思っていた人は琥珀糖の概念が変わるかもしれませんよ。
通販で人気な琥珀糖をご紹介
手作りの琥珀糖に付いてご紹介しましたが、お店で売られている琥珀糖の美味しさは別格です!
是非試してもらいたい人気の琥珀糖をご紹介します。
通販で人気な琥珀糖1
石川県金沢市で和菓子の販売を行っている、石川屋本舗さんの琥珀糖です。
昔ながらの製法にこだわって、手作りの味を守り続けているんですよ。
そんな石川屋本舗さんのコンセプトは 美しさを心に残す。
その言葉通り、とっても美しい琥珀等ですよね。
お花や葉っぱ、ウサギなど和菓子らしい形と色が可愛いので、食べるのがもったいないくらい。
贈り物としても喜ばれそうです!
琥珀等は簡単に壊れてしまう繊細なお菓子ですが、ラッピングも丁寧にしてもらえるので安心ですね。
通販で人気な琥珀糖2
琥珀糖というと京都が発祥の和菓子です。
京都のお店の琥珀糖は買わずにはいられませんね。
そこで人気の琥珀糖が果乃菓さんです。
果物のペーストをふんだんに使っているので、ただ甘いだけでなく、ほんのりと酸味を感じつつ果物の香りも楽しめます。
いちご・マンゴー・柚子・キウイ・ブルーベリーの5種類の味が入った贅沢な琥珀糖の詰め合わせ。
涼しげな見た目が夏の手土産なんかには最適ですよ。
琥珀糖はまずい味?のまとめ
→ねりあめの食べ方!練る理由や水飴を練り続ける目安、固い時の対処法!
→いちご飴が固まらない原因は?作り方や水飴の温度、屋台のカロリーは?
→マカロンの味の種類!人気で定番のフレーバーや色、まずいとの意見も!
いかがでしたか?
甘さや食感がまずいと言われる琥珀糖ですが、アレンジ方法や美味しく食べられる作り方を試してみると琥珀糖が好きになるかもしれませんね。
また有名お菓子屋さんで人気の琥珀糖は一度試してみる価値ありです。
以上「琥珀糖はまずいし美味しくない味?おいしい味付けやアレンジ方法!」の記事でした。