ニュースで観測が取り上げられることも多い黄砂は、季節の風物詩と捉えられることもあるものの、色々な実害も多く厄介な存在ですよね。
黄砂の飛来の量や頻度は年によってばらつきがありますが、2019年もなるべく影響を最小限に抑えたいものです。
今回は、 2019年の黄砂について、全国各地の時期の目安から 洗濯や洗車のコツ、アレルギー症状や肌荒れ対策のポイントまで、まとめてご案内していきたいと思います。
目次
2019年の黄砂の時期・全国各地の飛来の目安は?
黄砂の飛散時来のピークは3月~4月!
黄砂は 3~4月の春先が通常、日本で最も頻繁に観測される時期になります。
但し、黄砂は中国大陸が発生元のため、2019年も花粉の飛散などと違って、地域ごとに時期的なピークが異なる訳ではありません。
また、気象庁の統計によると、黄砂の飛来の頻度は、多い順から 4月→3月→5月→2月となりますが、年により時期や頻度にかなりの違いがあります。
実際、3月、4月の観測がほとんどなく5月に多くなる年や、2月の観測が最も多い年など色々なバターンが存在しているんです。
2019年はどのパターンになるか予測は難しいですが、こまめに最新情報をチェックする事で対応することが肝心ですね。
7~9月の黄砂の飛来は過去に観測日無し!
基本的には、3~4月に頻繁に観測される黄砂ですが、実は他の時期に飛来することもあるんです。
春に比べ頻度は低いものの、 10月~6月は黄砂が観測された記録があり、特に12月1月の冬の時期には春と同程度の黄砂を観測した年も過去に存在しています。
因みに、7月~9月の夏の時期は過去に一度も黄砂が観測されたことがないので、2019年も夏場は黄砂フリーと考えて問題ありません。
とはいえ、色々な影響が懸念される黄砂なので、2019年はピークの時期以外でも、気象庁の情報に注意しておくと安心ですね。
2019年の黄砂の時期・多い地域や飛来の予測は?
黄砂は西日本や日本海側で頻度や量が多くなる傾向!
2019年も春が主な時期と予測される黄砂ですが、日本の中でも 飛来の多い地域とそうでない地域が存在しています。
というのも、そもそも黄砂は風に乗って中国大陸から飛んでくるため、大陸により近い地域の影響が大きくなる傾向が顕著なんです。
具体的には、 九州から中国、四国、近畿地方、つまり西日本の方が東日本よりも黄砂の時期は影響を受けやすくなります。
また、日本海を隔てて大陸と隣り合う 日本海側の地域の方が、過去の統計からみても黄砂の飛来の頻度や量が多く2019年も要注意です。
逆に黄砂の影響を受けにくいのは東京を含む関東地方で、西日本や日本海側と比べると黄砂の飛来頻度や量は格段に少なくなります。
黄砂の飛来は気象庁の黄砂予測図の情報が便利!
黄砂の影響は、西日本や日本海側で大きい傾向はあるものの、2019年も影響を受ける地域は風向き、その他の気象状況により変わってきます。
黄砂の観測は、テレビや新聞などメディアでもよく取り上げられますが、より確実に最新の情報を得るなら、 気象庁の黄砂予測図を利用するのがおすすめです。
黄砂予測図は、当日を含む4日先までの黄砂の飛来予測について、地域や濃度を日本地図上で見ることができるので大変便利ですよ。
尚、予想図は、気象庁の「黄砂予測図」からチェックできるので、2019年の黄砂の時期にもお役立てくださいね。
黄砂とは?どんな影響がある?
黄砂は中国大陸の砂漠から偏西風に乗り日本へ到達!
黄砂は、中国大陸の内陸部のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠の砂が風に乗って広範囲に広がる現象です。
近年、健康被害などが取りざたされるようになりましたが、黄砂は昔から存在していた自然現象のひとつなんです。
「春霞」といわれるように春の時期に遠くがかすんで見えるのは、全てではありませんが黄砂の影響の場合もあります。
強い風で巻き上げられた砂漠の砂は 偏西風という西向きの風に乗って広がり、2019年も東アジアの広い地域に飛散する見込みです。
尚、中国大陸を横断し日本海を経て日本へ到達する黄砂の正体は、 主に4μm前後の非常に細かい鉱物性の微粒子になります。
黄砂が飛来すると日常生活や健康に大きな影響が!
春の風物詩ともとらえられる黄砂ですが、残念ながら 日常生活や健康に害を及ぼす存在でもあり2019年も注意が必要です。
日常生活での黄砂の影響としては、車や洗濯物への黄砂の付着や大気汚染による健康被害が代表的なものになります。
黄砂による大気汚染は黄砂が中国大陸を横断する際、空気中の汚染物質を取り込むのが主な原因で、アレルギー症状や呼吸器系の疾患等が代表的な健康被害です。
黄砂の影響は日常生活の様々な面に及ぶため、2019年もたかが砂と侮らず、適切な対策をとることが重要ですね。
2019年の黄砂の時期・洗濯のコツやポイントは?
黄砂が多い日の洗濯物は部屋干しがベスト!
中国大陸を横断する際に有害物質を取り込んでいる黄砂が飛来する時期は、洗濯物の干し方も注意が必要です。
というのも、衣類に付着した黄砂が肌に触れたり、小さな粒子を吸い込んだりするとアレルギー反応などを起こす可能性があるからなんです。
洗濯物をよくはたいてから取り入れても、小さな黄砂の粒子は 衣類の繊維の奥まで入り込むためきれいに取り除くことは困難。
直接肌に触れる衣類なので、安全性を考えると、やはり黄砂の多い日は部屋干しがベストになりますね。
尚、洗濯物を部屋干しする際は、十分間隔をあけて干し、部屋干し用の洗剤や除湿器などを上手く活用するといいですね。
外干しでは洗濯物のカバーを使うと便利!
黄砂の時期は花粉やM2.5の時期とも重なるため、外干しはデメリットも少なくありませんが、やはり洗濯物は太陽の光に当てたいのも事実ですよね。
洗濯物は外に干したいけれど有害物質が付着するのも心配という場合は、 上記の洗濯保護カバーを使うのがおすすめです。
竿に通すだけで簡単に取り付けられる洗濯カバーはワイシャツ7~8着分を干すことができ、不使用時はワイヤーを縮めコンパクトに収納可能。
カバー部分は目の細かい梨地フィルムなので、黄砂や花粉だけでなくにわか雨も防げるお役立ちアイテムとなっています。
2019年の黄砂の時期・洗車のコツやポイントは?
車に付着した黄砂はキズの原因になり要注意!
黄砂の時期は、屋外に車を駐車していると砂の粒子が車の表面に付着してすぐに汚れ、とても厄介ですよね。
頻繁な洗車は手間がかかり面倒ですが、視覚的な汚れもさることながら、黄砂が付着した車を放置すると塗装面のシミや劣化の原因になる可能性があります。
また、黄砂は 非常に固い粒子のため、洗車の際にゴシゴシこすると塗装面を傷つける原因にもなるので洗い方にも注意が必要。
黄砂が付着した車は、ポイントをしっかり押さえて、適切な方法で洗車することが大切ですね。
黄砂の時期はこまめにやさしく洗車するのがコツ!
黄砂の時期の洗車のポイントは、まず こまめに洗車を行うことです。
黄砂は車に付着してすぐ影響が出るわけではありませんが、雨が降ると固まって取れにくくなるためこまめな洗車がポイント。
固まった黄砂を無理に取ろうとすると塗装面にキズが付くので、なるべく雨に濡れる前に、しっかり洗車しましょう。
また、洗車をする際は、硬い黄砂の粒子がついたままこすると塗装面を傷つけるので、 先に水でしっかり洗い流すのがコツ。
汚れを洗い流した後は、カーシャンプーでやさしく洗うと表面を傷つけることなくきれいに洗車ができますよ。
黄砂の時期の洗車では高圧洗浄機が便利!
黄砂の時期の洗車は、水できれいに黄砂を洗い流すのがポイントですが、家庭用ホースでは水圧が弱くきれいに洗車できないのも事実。
その点、 上記のケルヒャー家庭用高圧洗浄機があれば、ジェットノズルから噴射される高圧水で黄砂の汚れを根こそぎ洗い流すことができるんです。
軽量でコンパクトな家庭用の高圧洗浄機は、塗装面を傷つけることなく初心者でも簡単に黄砂が付いた車をきれいに洗い上げられますよ。
車以外にも、網戸や家の外壁などの掃除にも役立つ高圧洗浄機は、一台あれば何かと重宝するおすすめアイテムとなっています。
2019年の黄砂の時期・アレルギーの症状や対策は?
黄砂のアレルギーは粘膜の炎症や呼吸器系に諸症状が現れる!
有害物質を含む黄砂は、非常に小さな粒子のため、体内に入り込むと様々なアレルギー症状を引き起こすことがあります。
黄砂のアレルギーは花粉症の症状とよく似ていて、 くしゃみや鼻水、のどの痛み、目のかゆみや結膜炎など粘膜の炎症による諸症状が代表的です。
また、黄砂を吸い込むと細かい粒子が気管支や肺の奥まで入り込み、長引く咳や喘息を引き起こすこともあり注意が必要ですね。
黄砂を体に取り込まないのが最も有効な対策!
黄砂は花粉の10分の1程の非常に小さな粒子で、普通の花粉症用マスクを着用しても防ぐことができません。
黄砂は体内に取り込まないことが最も有効な対策になるため、飛来が多い日はなるべく必要のない 外出を避けるのが一番。
外出しなければならない場合は、黄砂より小さい粒子のPM2.5対応のマスクを着用するのがおすすめです。
上記のアレルキャッチャーマスクは0.1μmの粒子を99%カットするフィルターを使用していて黄砂対策にも大変有効です。
高機能で安心の日本製のマスクは、アレルゲンを吸着して防御する機能も搭載していて黄砂の時期に役立つおすすめのアイテムとなっています。
2019年の黄砂の時期・肌荒の原因や対策のポイントは?
黄砂のアレルギーは肌荒れや肌トラブルの原因にも!
黄砂が原因の不調では、花粉症に似たアレルギー諸症状の他、 肌荒れもよくあるトラブル。
特に、目元や口元など皮膚が薄い部分は、乾燥しやすいので肌のバリア機能が低下しやすく、お肌のトラブルが起こりがちです。
肌のバリア機能が低下すると黄砂や花粉をブロックできずに炎症を起こし、赤みやかゆみ、ひりひり感などの症状が現れることも。
炎症を起こして敏感になった肌は、刺激に弱く、放置するとより深刻な肌荒れや湿疹などの肌トラブルを引き起こすこともあり要注意です。
黄砂の肌荒れ対策は洗顔と保湿がポイント!
黄砂が多い時期は花粉症の時期とも重なるため、肌荒れの原因の特定は簡単ではありませんが、 対策は洗顔と保湿が大切です。
まず、肌に付着した黄砂等の汚れをきれいに洗い流し、バリア機能を低下させないようにしっかり肌を保湿しましょう。
洗顔の際は、強くこすると肌荒れの原因になるため、丁寧かつ優しく洗うのもポイントです。
肌が荒れていると普段使っている洗顔料や化粧品でもお肌が敏感に反応することがあるので、なるべく刺激の少ないものを選ぶことも大切ですね。
尚、肌荒れを隠すため普段よりメイクを厚くすると、乾燥を助長して逆効果なので、しっかり保湿したあと、薄めのメイクを心がけるといいですよ。
2019年の黄砂の時期におすすめのアイテムは?
黄砂の時期におすすめのアイテム1
黄砂などの目に見えない微粒子は、衣類に付着し体内に入り込むと健康被害を引き起こすため、2019年も予め有効な対策を講じておきたいもの。
上記のフェアリエール花粉用は、シュッっとふきかけるだけで、ナノコーティングと静電気防止効果により黄砂や花粉をブロックしてくれるんです。
お出かけ前にコートやジャケットに一吹きすれば、布地がコーティングされ、黄砂などの微粒子の付着を効果的に防ぐことができます。
黄砂・花粉・PM2.5の対策スプレーは、衣類だけでなく、 黄砂の時期に布団を外干しする際にも吹きかけて使える優れもの。
一度の噴霧で効果が100日間持続するフェアリエールは、2019年の黄砂の時期には何かと役立つおすすめのアイテムとなっています。
黄砂の時期におすすめのアイテム2
黄砂の時期は、有害物質を体内に取り込まないよう、室内で空気清浄機を使うのも有効ですが、外出時の対策はネックですよね。
その点、 上記のible airvidaは首からかける携帯型空気清浄機なので、いつでもどこでも空気中に漂う有害な微粒子がシャットアウトできるんです。
USB充電で32時間稼働する超小型の空気清浄機は、自然界の100倍以上のマイナスイオンを発生させ、効果的に黄砂や花粉を浄化できる画期的なアイテムです。
日々、着用できるアクセサリーのような繊細かつおしゃれなデザインなので、2019年の黄砂対策にも非常に有効ですよ。
時期や対策をしっかり押さえ2019年の黄砂を乗り切ろう!
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という事で、2019年の黄砂の時期や地域ごとの飛来の目安から、洗車や洗濯物、肌荒れ対策などをまとめて見てきましたがいかがでしたか。
車の塗装を傷つけたり、健康被害をもたらしたりと、2019年も様々な影響が懸念される黄砂なので、ぜひ対策をしっかり講じて黄砂の時期を乗り切ってくださいね。
以上、「黄砂2019年の時期は?各地の目安や洗濯・洗車のコツ、アレルギー症状と肌荒れの対策!」を紹介しました。