みかんを食べる時、みかんについている白い筋や薄皮って剥いて食べていますか?
みかんの白い筋や薄皮って栄養があるってよく聞きますよね。
しかし、実際どんな栄養があるのかはいまいちよくわからない人も多いのではないでしょうか?
そもそも、この白い筋や薄皮って一体どんな名前なのかもあまり聞いたことがないですよね。
そこで今回は、この みかんの白い筋や薄皮についていろいろと調べてみましたので、ご紹介したいと思います。
目次
みかんの白い筋の名前や漢字は?
みかんの白い筋の名前は 維管束(いかんそく)といいます。
維管束は根や葉から水分や栄養分を実へと送り、実を大きくする役割があります。
みかんの白い筋の名前をアルベドと勘違いされている方もいるかもしれませんが、白い筋は正確には維管束といいます。
アルベドとは、みかんの皮の内側の白いふわふわした部分(中果皮)のことをいいます。
もちろん、みかんの皮を剥いた後にアルベドがついてくることもありますが、白い筋は維管束と覚えておきましょう。
みかんの白い筋の効果、食べた方がいい?
「みかんの白い筋は栄養があるから食べた方がいい」というのはよく耳にしますよね。
では、実際にどのような栄養があるのでしょうか?
1つめは、ペクチンという食物繊維の一種が多く含まれています。
このペクチンは下痢や便秘に効果があり、みかんの白い筋には、このペクチンが みかんの実の約4倍含まれていると言われています。
2つめは、ヘスペリジンというビタミンPを多く含んでいます。
ビタミンPには毛細血管を丈夫にする、血行が良くなる、LDLコレステロールを減少させるなどの効果があると言われています。
高血圧や中性脂肪でお悩みの方は、みかんの白い筋を食べると良いかもしれませんね。
みかんの白い筋を綺麗に取る剥き方
みかんの白い筋には多くの栄養が含まれているとご紹介しましたが、それでもみかんの白い筋は取って食べたいという方もいると思います。
そんな方の為に、みかんの白い筋を簡単に、そして綺麗に取る方法をご紹介します。
参照元URL:https://youtu.be/Uccpa4WC5qM
この方法でみかんの白い筋を取ると、綺麗に白い筋が取れるだけでなく、みかんが甘くなったように感じるという嬉しい効果もあるそうです。
これは、みかんの酸味が熱で分解されるためだそうです。
温めた後に冷やして食べても、酸味は戻らないので、甘くて冷たいみかんが食べられますよ。
みかんの白い筋を取りたいという方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
みかんの薄皮の名前や漢字は?
みかんの白い筋について紹介してきましたが、続いては、みかんの薄皮について紹介していきます。
みかんの薄皮の名前は 瓤嚢(じょうのう)といいます。
すごく難しい漢字ですよね。
過去に愛媛県のJAにしうわさんが「瓤嚢」が読めた方に1箱10万円の高級みかんをプレゼントするというキャンペーンを行いました。
その際に、事前に東京大学の現役学生とOBの計35名に瓤嚢の読み方を聞いたところ、正答率は驚きの0%だったそうです。
それぐらい難しい漢字なのですが、愛媛県民に瓤嚢の読み方を聞いたところ正答率は5.7%だったそうです。
さすが、みかんの産地なだけありますよね。
みかんの薄皮の効果、食べた方がいい?
みかんの薄皮って、時期やみかんの種類によっては厚みがあったり、苦かったりしますよね。
歯ざわりが悪く苦いため、薄皮を剥いて食べたり、口の中で実だけを食べて薄皮を吐き出したりする人もいるのではないでしょうか?
しかし、みかんの薄皮には大きな役割があるんですよ。
みかんの実にはビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCは空気に触れてしまうとすぐに酸化してしまい、ビタミンC本来の効力が得られなくなります。
そのビタミンCが酸化しないように防いでいるのがみかんの薄皮なのです。
また、みかんの薄皮には、みかんの白い筋と同じようにペクチンという食物繊維の一種やヘスペリジンというビタミンPが含まれています。
みかん本来の栄養を取りたいのなら、 みかんの白い筋も薄皮もそのまま食べるのがベストですよ。
みかんの薄皮を綺麗に取る剥き方をご紹介
みかんは薄皮ごと食べた方がいいとご紹介してきましたが、それでも、調理する際や食べにくさを解消するために薄皮を剥きたいという方もいると思います。
そこで、みかんの薄皮を簡単に、そして綺麗に剥く方法を2つご紹介していきます。
みかんの皮むき器で薄皮を綺麗に取る剥き方
まずご紹介するのは、みかんの皮むき器「 ムッキーちゃん」を使ってみかんの薄皮を剥く方法です。
この「ムッキーちゃん」、みかんの薄皮だけでなく、普通にみかんの皮むきにも使える優れものです。
使い方もとても簡単!
まず、みかんの外側の皮を剥く時は、「ムッキーちゃん」のロゴが入っている上ブタを使います。
上ブタの突起部分でみかんの皮に切れ目を入れ、指で皮を剥いていきます。
力を入れず簡単に外側の皮が剥けるので、甘夏やハッサクなどの皮が厚い柑橘類の皮を剥くのにも大活躍すること間違いなしです。
また、みかんの皮を剥く時って、爪の中が黄色くなったりしませんか?
「ムッキーちゃん」を使えば、爪があまり汚れないのでネイルをしている女性にも嬉しいポイント。
テレビでも度々取り上げられている便利グッズは、1家に1つあると役立ちますよ。
重曹でみかんの薄皮を綺麗に取る剥き方
参照元URL:https://youtu.be/z8jx3NwnW4I
次にご紹介するのは、重曹を使って缶詰のような薄皮のないみかんを作る方法です。
なぜ重曹を使うと薄皮が剥けるのでしょうか?
その秘密はみかんの薄皮の成分にあります。
先程、みかんの薄皮にはペクチンとヘスペリジンが含まれているといいましたよね。
その中のペクチンがアルカリ性である重曹で分解されてしまうため、綺麗に溶けて薄皮が剥けるという仕組みになっています。
この方法を使えば、たくさんのみかんの薄皮を一気に剥くことができます。
簡単に缶詰のようなみかんが作れますので、デザートを作る時などの参考にしてみてはいかがでしょうか?
みかんの面白い剥き方をご紹介
みかんを食べる時に絶対に避けられないのはみかんの皮を剥くことですよね。
ちょっと面倒くさいな、と感じてしまうみかんの皮剥きですが、続いては、面白いみかんの皮の剥き方を紹介していきます。
もしかしたら、みかんの皮剥きが楽しくなっちゃうかも?
みかんの面白い剥き方1
参照元URL:https://youtu.be/n4z1y1d3RaQ
まず紹介するのは、その名も「イモムシみかん」。
みかんの皮の中央部分だけを残して、みかんの房が一列に並ぶ姿はまさしくイモムシのようですね。
学校の給食でみかんが出た時にこのイモムシみかん剥きをしたら人気者になっちゃうかも?
子どもがいる方も、絶対に喜んでもらえるので、一度、挑戦してみてはいかがでしょうか?
みかんの面白い剥き方2
参照元URL:https://youtu.be/_d2CciwXMD8
次に紹介するのは、その名も「腕時計みかん」。
剥き方はイモムシみかんの時と同じ要領ですが、みかんの房をそのままにしておくのがポイントです。
みかんの皮が腕時計のベルト、そしてみかんの房が腕時計の時計の部分になっています。
この剥き方も、子どもにすごく喜ばれそうですね。
私が小さい頃はみかんの皮をらせん状に剥いて、友達とその皮の長さを競ったりしましたが、こんな面白い剥き方は思いつきませんでした。
難しい剥き方ではないので、ぜひ、試してみてくださいね。
みかんの白い筋や薄皮には栄養あり
→みかんが腐るとどうなる?味と皮の見分け方や周りは食べられる?
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ということで、今回は、みかんの白い筋や薄皮についてご紹介して参りましたが、みかんの白い筋や薄皮には本当に多くの栄養が含まれていましたね。
私も剥いて食べていたことがあったので、もったいない食べ方をしていたな、と痛感しています。
みかんの白い筋や薄皮をなんとなく剥いて食べていた方もこれを機に、そのまま食べてみてはいかがでしょうか?
以上、「みかんの白い筋や薄皮の名前や漢字は?栄養と綺麗に取る剥き方は?」を紹介しました。