最近、決断する方が増えている 年賀状じまいですが、実行する際は失礼にならない文例を知っておきたいものですよね。
年賀状じまいの文面は、ネット上の広場の口コミなどを見ても、一歩間違えると今後の付き合いを望まないと相手に受け取られかねないため注意が必要です。
今回は、 年賀状じまいの文例を中心に、失礼にならない年賀状じまいの文面のコツや年代別のポイントをご紹介していきたいと思います。
目次
年賀状じまいの一般的な文面を文例で分かりやすく紹介!
年賀状じまいは、「本年度をもって、年賀状を出すことをやめることにした」という決断を伝える最後の年賀状です。
受け取った相手に対し、失礼にならない年賀状じまいの文面の一般的な文例を先ずご紹介しておきましょう。
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は色々お世話になり、誠にありがとうございました。
さて、この度、時代の移り変わりや私個人の諸状況をかんがみ、年賀状での皆さまへの年始のご挨拶を本年度をもって締めくくらせて頂くことに致しました。
勝手ではございますが、今後は、メール、その他の通信手段を通し、変わらぬお付き合いを頂ければ幸いです。
皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し、新年のご挨拶とさせて頂きます。
令和〇年元旦
【自分の住所・電話番号・メールアドレス】
【氏名】
上記が年賀状じまいの文面として、 年齢を問わずに使えるスタンダードな文例になります。
受け取った相手に失礼にならない配慮がされた文面になっているのがおわかりではないでしょうか。
年賀状じまいの文面で失礼にならない文例のポイントとは?
上記の年賀状じまいの文面を踏まえ、相手に礼を欠くことなく、年賀状のやり取りの終了を伝える際のポイントをご紹介していきたいと思います。
全ての人に年賀状を出すのをやめると明言する!
仮に少人数の人に年賀状を出し続けるつもりでも、年賀状じまいでは 必ず全員に年賀状を出すのをやめると伝えることが大切です。
人を選んで出す出さないを決めていると受け取られると、相手の気分を害するため、表現には十分注意しましょう。
相手が納得できる年賀状をやめる理由を説明する!
年齢や時代の移り変わりによる価値観の変化といった、 もっともらしい理由をあげ、年賀状じまいの決断をした旨を伝えるのもポイントです。
理由がないと、相手に付き合いをやめたいといっているようにとられかねないため要注意ですよ。
自分の個人的な決定であることに言及する!
「誠に勝手ながら」「私の個人的な都合により」など、あくまでも 自分個人の決断であることを強調するのもポイント。
単に、年賀状じまいを通告するだけだと、相手に非があったため絶縁を望んでいるといった誤解を招きかねません。
今後も変わらない付き合いを希望する旨を伝える!
年賀状じまいをしても、今後の付き合いの継続を希望する場合、変わらぬ付き合いを望む旨、付け加えることも大切です。
年賀状は出さなくても違った形で付き合いを続けたいと書かないと、絶縁状と受け取られないとも限りませんよ。
メールアドレスなど代替の連絡手段を明記する!
今後の付き合いを見越した年賀状じまいなら、 具体的な通信の手段を明記するのは、必要不可欠な要素です。
きちんと連絡先を書いておかないと、口先だけで実は連絡を取り合うこと自体も終わりにしたいと勘違いされる危険があります。
60代以上の年賀状じまいの文面のポイントとは?
60代以上の方が年賀状じまいを伝える場合、 高齢のためという理由が最も説得力があります。
年末は何かと多用であり、体力的な衰えが顕著になる中、終活の一環として年賀状じまいをすると伝えれば相手も納得してくれるはずです。
昨今は60代以上と言えど、高齢者とは言えないはつらつとした方もたくさんいますが、 方便と考え年齢を理由にするのがやはりおすすめ。
時代の移り変わりという理由も加え、新しい令和の時代を迎え年賀状じまいの区切りをつける決断をしたと説明してもいいでしょう。
来年度からの代替の通信手段には、メール以外でも愛用しているSNSなどがあれば、IDを伝えておくといいですね。
60代以上の年賀状じまいの文面を文例で紹介!
60代以上の年賀状じまいの文例1:標準的な文面
60代以上の方が出す年賀状じまいの文面で、 年賀状だけの付き合いの方向けの標準的な文例からご紹介していきましょう。
謹賀新年
平素の疎音をお詫び申し上げます。
私事ではございますが、今年で私も〇歳(自分の年齢)を迎え、体力、気力の衰えを痛感しております。
これまで賀状にて皆さまへの新年のご挨拶を致しておりましたが、終活の一環として本年をもちまして締めくくりとさせて頂く所存です。
勝手を申し誠に恐縮ではございますが、悪しからずご了承いただけますようお願い申し上げます。
皆さまのご健康とご多幸をお祈りし、ご挨拶とさせていただきます。
令和〇年 元旦
【住所】
【氏名】
60歳以上の年賀状じまいの文面は、上記の文例のように高齢を理由に年賀状を控えることを伝えるのが最も理解を得やすいでしょう。
最近、広く認知されるようになった「終活」という言葉を使うのもおすすめですよ。
文例中の 疎音(そいん)は、ご無沙汰しているという意味でよく使われる表現になります。
60代以上の年賀状じまいの文例2:親しい人への文面
年賀状じまいとはいえ、親しい人の場合、これからも変わらぬ付き合いを希望することを明記するのがポイントです。
あけましておめでとうございます。
旧年中は色々お世話になり、誠にありがとうございました。
さて、本年で私もいよいよ〇歳(還暦・喜寿・米寿なども可)となり、寄る年波には勝てないと日々実感しております。
つきましては、誠に恐縮ではございますが、本年度限りで賀状での新年のご挨拶を控えさせて頂くことに致しました。
来年度からは、70(自分の年齢に合わせ変更)の手習いで始めたメール(ライン・フェイスブック等も可)を活用し、変わらぬお付き合いを賜りますようお願い申し上げます。
令和〇年 元旦
【住所 メールアドレス等の代替連絡手段】
【氏名】
年賀状はやめても、変わらず付き合いを継続する場合、代替の連絡手段を必ず年賀状に書いておきましょう。
40代・50代の年賀状じまいの文面のポイントとは?
40代、50代で年賀状じまいを実行する場合、 高齢という理由は使うことができませんよね。
現役世代である40代・50代の年賀状じまいでは、以下のような理由が無難でおすすめです。
・時代の移り変わりに合わせる
・平成が終わり令和という新しい時代を迎えた
・年齢的に人生の折り返し地点を迎えた
40代・50代は仕事とプライベート、両方の付き合いがある世代なので、失礼のないよう年賀状じまいを決行する配慮が必要ですね。
40代・50代の年賀状じまいの文面を文例で紹介!
40代・50代の年賀状じまいの文例1:仕事関連の人への文面
40代・50代の年賀状じまいは、仕事関連の場合、時代の流れなどを理由に、メールで代替することを伝えるといいでしょう。
謹賀新年
平素は格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。
令和初(〇回目と適宜変更)の元旦を迎え、デジタル化が進む昨今の世相をかんがみ、本年を持ちまして皆さまへの賀状での新年のご挨拶を締めくくりとさせて頂きたく存じます。
今後は、平素のメールでのやり取りの中で季節のご挨拶をさせて頂く旨、悪しからずご容赦いただけますようお願い申し上げます。
勝手ではございますが、今後ともよろしくご指導、ご鞭撻のほどお願いいたします。
年頭に際し、皆さまのご健康と益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
令和〇年 元旦
【住所 メールアドレス】
【氏名】
仕事関係の場合、特に取引先などは年賀状じまいというより、文例のようにメールへの移行として伝える方が、相手に対し失礼がなくおすすめです。
同僚や部下なら率直に年賀状を最後にする旨を伝えても余り問題はないでしょう。
ただし、上司の場合、個人の性格などを考慮し、年賀状じまいのタイミングを考えるのがおすすめです。
40代・50代の年賀状じまいの文例2:親しい人への文面
40代・50代の方がプライベートの交友関係で年賀状じまいを伝える場合、 年齢的な節目や世相などを理由にすると自然な印象でおすすめです。
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は色々お世話になり、ありがとうございました。
さて、今年で私もいよいよ〇歳(自分の年齢)を迎え、人生の折り返し地点に差し掛かって参りました。
時代も令和となり、世相の移り変わりを実感することが多くなる中、毎年の年賀状での皆様への新年のご挨拶は、今年限りで失礼させていただくことに致しました。
今後は、デジタル時代に合わせ、○○(メール、フェイスブックなど具体的な代替手段)にて折々のご挨拶をさせて頂く所存です。
突然のご報告になり恐縮ですが、今後とも公私にわたり変わらぬお付き合いを宜しくお願い申し上げます。
新しい年が皆さまにとって幸多い一年になりますよう心からお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和〇年 元旦
【住所 メールアドレスなど】
【氏名】
40代・50代の場合、全く新年の挨拶を断つのは難しいですが、メール等、より手軽な方法への移行という形にするとスムーズですね。
相手に不快な思いをさせないよう、付き合いの継続や代替の連絡手段には必ず言及するようにしましょう。
年賀状じまいの季節におすすめのグッズをご紹介!
年賀状じまいの文例をチェックし、万全な文面を用意した後は、肩の荷を下ろして年末年始をゆったり満喫したいものですよね。
年の終わりには節税を兼ね、 ふるさと納税をして、美味しいご当地の味覚をお正月に楽しんでみてはいかがでしょう。
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この機会に、お好みのお礼が届く市町村へ納税して、産地から届く全国津々浦々のグルメに舌鼓を打ち、ぜひ楽しいお正月を満喫なさってください。
年賀状じまいの文面は失礼にならない文例を参考に!
→お正月といえば?食べ物や伝統的な遊び、行事や風物詩、歌や色とは?
→三が日は祝日で1月2日と1月3日は休み?お正月はいつからいつまで?
→年越しそばはいつ食べる?時間やタイミング、縁起のいい具材と食べ方!
という事で、年賀状じまいについて、高齢者や40代・50代向けの文例を中心にご紹介いたしましたがいかがでしたか。
年賀状じまいの文面は、ポイントを押さえれば、礼を欠くことなく気持ちを伝えられるので、ぜひ参考にしてくださいね。
以上、「年賀状じまいの文例!文面で失礼にならないコツを40代・50代など年代別に紹介!」の記事を紹介しました。