キンギョソウに似た花の名前は？種類の見分け方、特徴や開花時期で特定！

甘い香りを漂わせる「 キンギョソウ」という花をご存知ですか？

その名の通り、花の形が金魚に似ていることからキンギョソウ（金魚草）と名付けられた花です。

キンギョソウという名前は知らなくても写真を見れば、「この花なら見たことがある」「キンギョソウに似た花なら知っているけど、別物？」と思う人もいると思います。

今回は キンギョソウについての基本知識と間違われやすいキンギョソウに似た花について、紹介していきます。

キンギョソウに似た花の名前や種類を特定するポイントは？

まずは、キンギョソウの基本情報について紹介していきますね。

 

 

キンギョソウは江戸時代後半に日本に渡来してきた花で、日本国内で自生はしていません。

花の形が金魚に似ていることから「キンギョソウ」と名付けられました。

英名では、竜に見立ててスナップドラゴンとも呼ばれているんですよ。

キンギョソウは品種が多く、こんもり茂る小型種や草丈1m以上の高性種、中間タイプがあります。

開花盛期の5月を意味するマユスという言葉が学名となっています。

でも、最近では多くの品種が育成されるたことで短日で咲くもの、長日で咲くものなど様々。

周年咲いていることからキンギョソウに似た花の情報がとても多いんです。

それでは、キンギョソウに似た花について次に紹介していきます。

キンギョソウに似た花の名前1：リナリア/ヒメキンギョソウ

 

 

パステルカラーの花が風に揺れる姿がキンギョソウに似た花の リナリア。

キンギョソウに似た花を咲かすことから、ヒメキンギョソウとも呼ばれています。

キンギョソウに比べると少し頼りない様子にも見えますが、茎が倒れてもその茎からわき芽が伸びて花を咲かせる強い生命力を持っています。

ほかの植物との相性が良いので、家庭菜園をしている人の間では寄せ植えとして人気がある花なんですよ。

キンギョソウに似た花の名前2：オオゴチョウ

 

 

続いて紹介するキンギョソウに似た花は、 オオゴチョウです。

漢字で大胡蝶と書きますが、蝶という漢字が使われているように見た目が蝶々に似ています。

キンギョソウも金魚に似ていることから名づけられたと紹介しました。

キンギョソウに似た花の中には、このように他の生き物から名前をつけられたものがたくさんあるんですよ。

オオゴチョウは沖縄三大名花の1つとされていて、沖縄県では庭園や公園でよく目にすることができます。

花色は、赤やオレンジ、黄色、ピンクなど華やかなものが多いです。

キンギョソウに似た花の名前3：カーネーション

 

 

母の日のプレゼントの定番 カーネーションもキンギョソウに似た花ですよ。

カーネーションは認知度が高い花なので、「キンギョソウはどんな花？」と聞かれたら「カーネーションに似ている花だよ」と答えるのもいいかもしれません。

金魚に似た花と答えるよりも有名なキンギョソウに似た花から想像した方がわかりやすそうですね。

カーネーションは、花弁のふちがひだのようになっている部分が特にキンギョソウに似た花に見えますよね。

女性がドレスを着ているようでとても美しい花弁です。

ナデシコ科ナデシコ属という部分も「大和なでしこ」と重なり、日本の女性には特に人気があります。

キンギョソウに似た花の名前4：ケイトウ

 

 

カーネーションと同じナデシコ目の ケイトウもキンギョソウニ似た花を咲かせます。

ケイトウは「鶏頭」と書き、その名の通りニワトリのとさかに似ていることから名づけられました。

2つ目のキンギョソウに似た花で紹介したオオゴチョウと同じように似ている生き物から名前をとったパターンですね。

ケイトウ以外にもノゲイトウや羽毛ケイトウ、キモノケイトウなど色々な品種がありますが、ケイトウが1番キンギョソウに似た花を咲かせます。

キンギョソウに似た花の名前5：マツバボタン

 

 

次に紹介するキンギョソウニ似た花は、 マツバボタンです。

マツバボタンは、花壇やコンテナで育つだけでなく、砂利道のわきや敷石の間でも育つので、散歩をしている最中に見たことがあるかもしれませんね。

学名のポルチュラーは、ラテン語で門を意味するポリチュラに由来しています。

マツバボタンは、昼に開き夜に閉じる様が門を彷彿とさせるからだといわれています。

全体のフォルムはキンギョソウに似た花とはいえませんが、花弁1枚1枚を観察してみるとひだの感じがキンギョソウに似た花弁になっています。

キンギョソウに似た花の名前6：ハナキリン

 

 

小さな花が集まって咲く姿がキンギョソウに似た花の ハナキリン。

可憐でとても可愛らしい花ですが、鋭いトゲがあるのが特徴。

ふわふわの小花がたくさん咲いているキンギョソウに似た花を見つけたら、むやみに触らないよう注意してくださいね。

実は、ハナキリンは多肉植物なんです。

多肉植物と聞くとふっくらした葉を思い浮かべるので、意外と思われるかもしれません。

比較的育てやすい花なので、インテリアとしてもおすすめです。

キンギョソウに似た花の名前7：ストック

 

 

次に紹介するキンギョソウに似た花は、 ストックです。

ストックはロマンチックな花言葉が並ぶ花で、女性へのプレゼントにおすすめですよ。

花もちが良く、茎が固いことから切り花やアレンジメントにもよく用いられます。

ボリュームたっぷりのフォルムがとてもキンギョソウに似た花です。

キンギョソウに似た花の名前8：ゼラニウム

 

 

キンギョソウに似た花の6番目で紹介したハナキリンのように、小さな花の集合体の姿がキンギョソウに似た花の ゼラニウム。

ゼラニウムの品種の1つにハーブゼラニウムというものがあり、葉に香りを持つ品種です。

この香りは種類によって異なり、バラの香りやレモンの香り、イチゴやミントの香りをさせるものまで。

この香りを使ったアロマとして楽しまれることがあります。

キンギョソウに似た花の名前9：ホウセンカ

 

 

ヒラヒラと揺れるキンギョソウに似た花弁をつけた ホウセンカ。

こぼれ種でもよく映えるほど丈夫な植物で、病虫害もほとんどなく育てやすい植物です。

昔は、女の子が爪を染める時に使っていたとされ、別名のツマクレナイは爪紅とあらわされます。

韓国では、爪にホウセンカの汁を塗り、初雪まで色が残っていたら恋が実るという伝承もあるんだとか。

とてもロマンチックで可愛らしい花ですね。

キンギョソウに似た花の名前10：スイートピー

 

 

松田聖子さんの「赤いスイートピー」で一躍有名になった スイートピーもキンギョソウに似た花を咲かせます。

赤いスイートピーが発売された当初は赤い色のスイートピーは存在しなかったようですが、2002年に品種改良により赤いスイートピーは誕生したそうです。

可憐で女性らしいイメージのあるスイートピーですが、実は毒を持っています。

ペットが野生のスイートピーを食べて中毒を起こしてしまった事件もあるようなので、注意してくださいね。

金魚草に似た花の名前を判別しよう！

キンギョソウに似た花について紹介してきましたが、いかがでしたか。

そもそもキンギョソウって何？と思っていた人も、知っているキンギョソウに似た花を見て想像できたのではないでしょうか。

キンギョソウに似た花を見つけたら、名前を調べてみると新しい発見ができるかもしれませんよ。

以上、「金魚草に似た花の名前は？種類の見分け方、特徴や開花時期で特定！」について紹介しました。